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【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】


[304]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/14(火) 20:52:31 ID:???

霊夢「これ、何……まさか……いや確かに賢者の石って言ってたわね」
松山「ど、どうしたんだよ霊夢さん」

様子がただならぬと見て、松山が声をかけるが霊夢は無言。
何か考えをすり合せるかの様に、時折ぶつぶつ小声で呟いてから……。

霊夢「――シャンハイ。 あんた光の人形て言っても、アリスに作られたことは変わんないのよね?」
シャンハイ「えっ!? ハ、ハイ。 私もこの上海も……アリス様の手がけた」
霊夢「他にも人形があるのね!? で、その賢者の石てのは……。
    成る程ね、つまり単体で魔法を編んでくれるオプションな訳だ。
   シャンハイに【上海人形】、パチュリーの【賢者の石-Replica-】、魔理沙の【マスタースパーク】……!
    何だ……ここまで揃ってるなら、"アレ"が使えるじゃない!!!」

難局を切り崩せる強力な切り札が見つかったと、そんな興奮を露わにして霊夢が椅子から立ち上がった。
唖然とする松山達を残し、壁に掛けられた時計を確かめる。時刻はもう間もなく22時を回る頃だった。

霊夢「残る問題は時間ね……。試合が明日の夜までなら、後はシャンハイの頑張り次第でどうにか……」
松山「ち、ちょっと! 一体何だってんだよ霊夢さん! シャンハイに何かさせるつもりなのか!?」

続け様に"アレ"とは何かと、松山が問い質すと、霊夢は真剣味ある表情で向き直ってきた。



0ch BBS 2007-01-24