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【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】


[475]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/09/20(月) 20:10:01 ID:???

B 松山チーム控え室に行く



ここで一行の輪から外れるような目的も特に思い当たらず、松山も寄り道はせず控え室へ向かうと決めた。
松山が怪我をし臥せって以来、その縁から話し相手となってる霊夢とシャンハイが、歩きながら雑談に興じだす。

霊夢「ふーん、シャンハイが護衛役や従者として活動するには、ドナーとして光が必要と。
   運命共同体というわけね。(でもそれって……) ところで何か嬉しそうじゃない」
シャンハイ「ハイ! こうしてられる現在が……私にはとっても嬉しいんです」
松山「(うぐっ……)」

自分の右肩に乗ったシャンハイと、その横を歩く霊夢の距離は近く。
盗み聞きのつもりはなくとも、自然と会話が聴こえてきて、松山は胸をつまらせた。

霊夢「(ううん……今は別段気にすることでもないか)」
萃香「仲がよさそうでよろしいことで〜。
   意気投合できてる連中と連れ添い呑む酒は美味いねぇ。光も一献どうだい?」
松山「試合前に酒は呑めないから……!」

松山とシャンハイの関係は、霊夢達の目には、水魚の交わり……と表してもおかしくはないように映った。
しかし不変の関係などはなく。 妖怪ではない普通の人間な松山と、並の妖怪以上の力を備えつつあるシャンハイ。
いくら仲睦まじくとも、幻想郷においても、この主従は異質でレアなケース。
霊夢が密かに懸念を抱くも、松山とシャンハイの和やかな雰囲気と気を前に、次第に萎んで消えていった。

霊夢「あそこが控え室ね。(……あいたた。ぷんぷん匂うわ嫉妬の情念ありたけ篭った妖気が……)」
松山「ああっ! 話し声聴こえるし皆揃ってるみたいだ! さっそく中に入って挨拶しなくちゃな!」
霊夢「あ、コラ!」
松山「待たせたなみんな! 今日の試合で相手にするのは紛れもなく地底最強のチームだ!
だがここにいる皆の力を合わせれば対等に戦える筈! 団結して勝利をもぎとろ――」



0ch BBS 2007-01-24