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【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】
[810]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2010/12/24(金) 09:25:29 ID:???
紫「あら……だらしないのね。
松山君はお外で雪が降るのを見たら「やっほぉー!」と、喜び勇んで駆けずり回るタイプじゃないの?」
松山「試合や練習での、雪天や寒さへの負けん気と、普段とは違います……!」
松山の口調には、火を見るより明らかな不平不満が滲み出ている。
それもその筈。
暖炉に火をつけシャンハイと寛いで、そろそろ就寝……な時に、強引に雪の夜外に引っ張り出されて……。
脈絡なく、サイズぴったりなサンタコスチュームに扮装をさせられる始末では無理もなかった。
よっぽど脱ぎ捨て家に引き返したかったが、元着は送還済み。 裸で雪道を歩くほど松山は雪をなめていなかった。
ちなみにシャンハイは松山の肩に乗って、真っ赤なサンタ服とセットなトナカイのヘアバンドを装着させられてる。
シャンハイ「光様、お寒いなら私が手を温めましょうか?」
松山「だ、大丈夫っ! 寒い時には喜び勇んで駆けずり回れる! (ビュウウ)ううっ! 寒……!」
紫「あら情けなや。女の私やシャンハイ人形が平気な顔してるのに……ねぇ私に対する尊敬の念は増えたかしら?」
松山「(年長の女の人だからと、色んな目に遭っても、敬意を忘れず敬語使ってきたが……)」
明らかにインチキを使って、寒さ自体感じてない様子、余裕綽々の紫の物言いに対して。
そろそろ割り切って、心の中では敬語をやめるべきだろうか? もっと無遠慮になるべきだろうか?
裏表を持たずに育ってきた北国少年が本音と建前について変革の時を迎えようとしてるところで、紫が足を止めた。
紫「今年のクリスマスね。 松山君、サンタ役をこなしてみせてくれない?」
松山「はぁそーですかいーですよ。ズブ沼素人・北海道大根の上演の日はいつです?」
ポケットにかじかむ両手を突っ込み、意図的に視線を外してのたまった松山を見て、紫の頬の一筋の汗雫が伝う。
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0ch BBS 2007-01-24