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【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】


[821]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/12/25(土) 00:39:09 ID:???

松山の心の機微を丁寧に観察しながら、紫も足取りは雅にだが歩調を速めて後を追った。
家から目と鼻の先の神社に到着すると、松山は玄関口で足を止めて紫に言う。

松山「じゃ、ここまできたし。 あとは紫さんがプレゼントを霊夢さんの枕元にスキマ送りすればいいだけですね」
紫「ここまで来といて荒鷲君はいったい何を臆病風に吹かれてるのかしらね。 さ、入った入った」
松山「うわ!?」

スキマから這い出た無数の腕が、松山のサンタ服の襟を掴み、玄関の戸を開いてドスンの中に押し入れてしまう。
結構な物音がしたが、中はシンと静まっており……今日に限って宴会もなく他の顔ぶれもいない様子だった。

紫「気配遮断の境界操作程度はサービスにしといてあげるわ。ほらはやく届けてきなさい」
松山「……(傍若無人め……でもプレゼントは賛成だし)」

内心で、同意しつつも、以前よりきつめに毒づいて。
あまり紫を信用することができない松山は、おそるおそると居住スペースに入り、霊夢の部屋まで進む。
軽い寝息が聴こえてきた部屋を見つけて入ると、縁側でだらけてるのより整った寝相で霊夢が眠っていた。
そんな状態でも、松山の侵入を感知したか、ごろりと寝返りを打つ。

松山「(それじゃ枕元にプレゼントのお札を置いて……にしても霊夢さんよく寝てるな……。
    結構付き合いは長くなっているが……こうして寝てる顔見る機会って初めてだな。……ごくり)」



0ch BBS 2007-01-24