【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】

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[887]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2011/01/08(土) 21:10:48 ID:???

キックのインパクトの瞬間、爆発音に等しい轟音が生まれた。

勇儀「うおおおおおお、はあああああああああああッ！！！！！！！」

ドッ…ゴガガアアアアアアアアアアアアンンッッッ！！！！！！！

この試合を、萃香との勝負という意味で誰よりも楽しみにしていた勇儀。
だが蓋を開ければ、松山の守備力が効力を発揮してる間はシュートどころかボールに触れもせずにいた。
その焦れを、強引な力技でボールを奪い晴らした勇儀のシュートは、暴力的に松山チームの壁を食い荒らす。

ルイージ「見てるか兄さん！？ドッ根じょおおおぶわらああああああ！！！！？」
選手5「なっ、なんて威力なの！？これが鬼の力！？きゃああっ！？」
選手10「マモノだよ……俺にゃマモノがついてるだよぉぉぉぉぉぉ！！！？」

三枚の壁を真っ向から破り、なお衰えぬ。
サッカーという競技においてもあくまで力比べを望む勇儀の真正面に放たれるシュート。
それを見るしかない松山の悔しげな表情が、もし失点を許せばたちまち自責一色になることを知った萃香は……。

萃香「(光……ふぅ、いっちょここらで見せてやんなきゃならんようだね。そんな顔する必要ないって事をさ！)」

隅を狙わずに飛来し、DFもキーパーも球威で押しのける勇儀のシュートには、萃香もまた存分に怪力を振るえる。
失点できない理由ごと乗せて、一歩を踏み込み、サッカーボールの大きさに見合わぬ拳を叩きつけ……。

萃香「ぐっぎっが……どらあああああああああああああああああ！！！！！！！！」

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0ch BBS 2007-01-24