※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【そして猫は】キャプテン松山25【途方にくれる】


[888]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/01/08(土) 21:13:54 ID:???

いつもの余裕の表情を崩すも、歯を食いしばりながらも、萃香が大きく大きくボールを宙に跳ね返す。

勇儀「何ィ!? ……やるねぇさすが萃香だ!
   (それにやはり、同じ四天王の、萃香の決死結界の力までは繰り出せないか)」

自分に力で押し勝った萃香のセービングを前に、思わず棒立ちになり、惜しみなく賞賛する勇儀。
だが萃香はそれを耳にしながら、その後ろに松山に佇む向けて叫んだ。

萃香「ほぅら光! 洞窟や前の試合後で言った通りに私は止めたぞ!!
    あんたがちょっとやそっとの失敗したって後ろの私が防ぐと! 試合のスコアも動いてないんだ!!
    安心して攻めてきな! まだまだ光は勇儀にも負けてやしないよ!!!」
松山「……!」

名を呼ばれた片方は血色を戻し、もう片方は同胞である萃香の、同じ人物への見方の違いにひどく困惑する。

勇儀「ッ!? ……萃香……。
    (わからん! 私にゃわからないよ萃香……。
    あんたはあの坊主のどこを見込んで、そんなに買ってるんだい!?
    坊主が嘘をついて騙してる様子でもない……さりとてどうしても幻想郷で大嵐を起こせるとも思えない。
    ああ頭がこんがらがって角までひん曲がりそうだ!)」

萃香「(今にわかるよ勇儀にだって。 ちゃんと光を見てくれるんなら。
    だけど、こんなに私の手を痺れさせるたぁ……勇儀。
    もう間違いない。 確信した。 私とのお遊びの時より、一緒に出場した試合ン時より明らかに強くなってる!
    ここからが踏ん張りどころだよ光! わかっているね!?)」

松山「ああッ! 萃香さんのおかげでピンチを乗り切ったおかげで再確認できた……!
    改めてこの試合残りでは、勇儀さんにシュートを一本も撃たせないつもりでかかる!!」

錯綜した三者の心情を、読心の能力を用いずとも察したさとりは、静かに心の中で告げた。



0ch BBS 2007-01-24