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【いつか】キャプテン森崎38.1【通り過ぎた道】
[163]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/09/03(金) 18:28:56 ID:WIVY/xaJ
>B 「接戦になるだろうが、結局は引き分けで終わりそうだ」
中山「引き分けか?」
森崎「ああ。お互いに切り札を切ったが、それで1点ずつの痛み分けになった。
俺の見た所、あの中国の双子ハゲの空中技も二回目からはサウジに防がれると思う。
だがサウジのデブ野郎も既に警戒されているから2−2あたりで勝負がつかないまま終わるんじゃないか?」
松山「妥当っぽいな。両側ともこれ以上隠していたカードは無さそうだし」
早田「予選だからPK戦は無いしな。引き分けでもリスクは少ないよな」
森崎が引き分けを予想した事で自然とチーム内に引き分けを予感する声が高まる。
だが三杉と岬だけは違う見解を持っていた。
三杉「いや…そうとも限らないな」
森崎「なんだよ、じゃあお前はどっちが勝つと思っているってんだ?」
三杉「引き分けだ。ただし接戦の末ではなく談合による引き分けだ」
森崎「はァ?」
岬「…ありえるね。この予選は決勝トーナメントに進んだ4チームの内上位2チームが
ワールドユースへの出場権を得る。言い換えれば準決勝に勝つ事が最大の目的で、
強豪はどのチームもその一戦に総力を注ぎ込むだろうから、予選で全てのカードを見せたくないだろうね」
三杉「そう。中国もサウジもこれ以上勝ちに行くなら既に出してしまったカードの
研究材料を更に曝け出すか、もしくは別のカードを出すしかない。どちらもそれをやりたくないだろうから…」
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