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【いつか】キャプテン森崎38.1【通り過ぎた道】
[427]2 ◆vD5srW.8hU
:2010/10/15(金) 12:08:15 ID:af4Msv8Z
先生「こらっ、何を勝手に練習を…あああっ!?大空翼さん!?」
翼「ど、どうも…貴女は?」
先生「は、初めまして!私はこの近くの日本人学校で教師をしている者で、この少年チームの監督です!」
翼「日本人学校…なるほど…」
子供達「握手して!」「サインちょーだい!」「ヒールリフト教えて!」「ドライブシュート見せてよ!」
先生「こらっ!いい加減静かにしなさい!」
子供達『ええ〜〜〜…』
次に近づいてきた30前後に見える女性までもがのけぞり返る程驚き、慌てつつ翼に自己紹介を行う。
その間も子供達は翼の周りを駆け回り口々に騒いでおり、先生に窘められても不満を隠そうとしない。
先生「すみません…憧れのスーパースターに出会えて、皆失礼になってしまって…」
翼「…スーパースター…?」
子供達「そうだよ!翼さんは僕らのヒーローなんだ!」「翼さんのお陰で最近は日本人だからってバカにされないんだよ」
「以前は練習試合を申し込んでも鼻で笑われていたりしたもんなあ」「俺も大人になったら翼さんみたいにプロになるんだ!」
翼「そうか、俺に憧れてくれていたのか…だけど、今の俺じゃ君たちの期待には…あ、いや…」
あまりにも素直な憧れの念のシャワーを全く予期していない時に浴びた翼は思わず現状の辛さを
愚痴として口にしてしまい、直後に後悔する。しかし彼は続けざまに嬉しい衝撃に見舞われた。
子供達「な〜に言ってるのさ!」
翼「えっ?」
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