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【いつか】キャプテン森崎38.1【通り過ぎた道】


[458]2 ◆vD5srW.8hU :2010/10/18(月) 15:15:07 ID:SQ7AqbM2
やがてコインブラの態度は段々と軟化していき表情に迷いが見られる様になる。
ロベルトはいったん咳払いをしてからつとめて落ち着いた声を出し続けた。

ロベルト「父と同じ事をしてみなければ、父と同じ気持ちにはなれないのではないか?」

コインブラ「………」

ロベルト「ちなみに、これは君にとって最初で最後のチャンスだぞ」

コインブラ「それはどういう…?」

ロベルト「君は驚異的な才能とあの人の教え、そしておそらくたゆまぬ努力を積み重ねてきたお陰で
その年齢としては世界最高峰の力を身につけた。だがあくまで”その年齢としては”だ。
ワールドユースでは通じても、ワールドカップやUEFAチャンピオンズカップでは通用しないだろうな。
ダイヤモンドを磨くにはダイヤモンドが必要だ。君に見合ったレベルで戦わねば、更に強くなる事は出来ない」

コインブラ「……………」

ロベルト「この機会を逃せば父が何を見たか、理解する事は出来なくなるんじゃないか?」

次々と説得材料を差し出されたコインブラは空を見上げ、寂しそうな顔で黙り込んでから
額に手を当てて考え込んだ。そして1分弱の熟考の後ロベルトに向き直った。決意を感じさせる顔で。

コインブラ「二つ条件を飲んでくれたらブラジルユースに参加します」

ロベルト「言ってみたまえ」

コインブラ「まず…俺に10番を下さい」

ロベルト「それ位なら監督権限で容易い事だ。だが私に批判が来ない様に10番に相応しい実力を披露して欲しいな」


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