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【いつか】キャプテン森崎38.1【通り過ぎた道】


[77]2 ◆vD5srW.8hU :2010/08/17(火) 00:12:41 ID:nKlThG9C
日向「(ダメだ…基本的なシュート力を上げるだけじゃ何時まで経っても変わらん…)」

日向の代名詞でもあるネオタイガーショット。フランス国際Jrユース大会で猛威を振るったそれは
ブラジル帰りの森崎にあっさり防がれ、ジャパンカップでは複数のシュートに威力で上回られた。
日本の高校サッカーと言う敵が居なかった環境で鈍ったせいなのは確かだったが、こうして数ヶ月を
猛特訓に費やしてもまだネオタイガーショットの威力では横に並んだだけ。日向にはそう思えてならなかった。

日向「(追いついただけじゃ足りねェ。追い抜かなくちゃ意味がねェ。だが…どうしたら
ネオタイガーショット以上のシュートを撃てるんだ?今更小細工に頼るなんて出来やしねえ…)」

グワアアアアアアアアアアアッ!!
バッギュワァアアアアアアアアアアアアアアアン!!!

ゴォオオオオオオオオ!
ガッシャン!

この悩みを胸に日向は今日も通常のボールの3倍重いブラックボールを蹴り続けていた。
そしてそれは偶然彼に光明を、なおかつ一人の少女に不幸をもたらす事になった。

日向はこのシュート練習をロードワークのコースの途中にある野球用グラウンドで行っていた。
勿論彼の財力ならサッカー専用グラウンドを借りるどころか立てる事すら出来るのだが、
面倒くさいと言う分かり易過ぎる理由で勝手に野球用グラウンドを使っていた。

当然サッカー用ではないグラウンドは荒れ、ボールを何度もぶつけられたゴール代わりの金網フェンスは凹んだが
彼のあまりにも堂々とした振る舞い、見ただけで分かる強靭な肉体、どう見ても優しさとは無縁の風貌、
そして轟音を上げるネオタイガーショットを見た者は皆見て見ぬフリをし、彼に文句など言おうとしなかった。

赤嶺「ちょっとあんた!」

日向「あん?」

だが今日現れた赤嶺真紀と言う少女は気も強く、正義感も尚強い性格だった。
しかも彼女はサッカーが嫌いなソフトボール少女だった。


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0ch BBS 2007-01-24