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【いつか】キャプテン森崎38.1【通り過ぎた道】


[79]2 ◆vD5srW.8hU :2010/08/17(火) 00:13:08 ID:nKlThG9C
重ねて言うが、赤嶺真紀は男勝りと言われる程気が強い。一方で人懐っこい面もある。実は彼女は以前にも
何度かロードワーク中の日向とすれ違っており、同じ体育会系として話をしてみたいと思っていたのである。
男勝りの自分でもこういう屈強なタイプなら女の子扱いしてくれるのではないかと言う多少の下心もあった。

しかし彼女の前に居るのはそんな乙女心など察せられる訳がなく、例え察しても屁とも思わない男だった。
日向は投げ渡されたグラブを両手で紙の様に引き裂き、赤嶺の顔が恐怖に引きつるのを楽しむ様な男だった。

赤嶺「あ、あんた、あたしのグラブ…!」

日向「お前のグラブと俺のコーラじゃとても釣り合わねえよ。残りのお代は…そうだな、お前にキーパーをやってもらおうか」

ザッザッザッ…

赤嶺「ちょ、ちょっと、あんた女の子に暴力ふるうつもり!?」

日向「安心しろ、俺は男女平等主義者だ。それにこれはただのサッカー、ただのスポーツだぜ?ククク…」

赤嶺「(ヤ、ヤバい!こいつ完全にキチガイだわ!)」

日向がボールを蹴りながらゆっくりと近づいてきた時、ようやく彼女は身の危険を感じた。

ちなみに日向はこの時ネオタイガーショットを彼女の至近距離で放ち、間近で轟音を立てて脅かすつもりだった。
流石に実際に当てたら彼女の負傷は免れず、そうなると彼の力を持ってしても揉み消すのは面倒だからだ。
倫理面など最初からファクターではないが、余計な金も時間も使いたくない。日向小次郎はそういう男だった。

だが赤嶺真紀はそれを知る由もない。パニックを起こした彼女の目の前に立つ男は殺人鬼にすら見えた。
ここで彼女は二度目のミスを犯した。この時点で一目散に逃げるべきだったのだが、そうしなかったのだ。

赤嶺「あ、あんた、こんな事してタダで済むと思ってるの!?警察に捕まるわよ!」

日向「心配すんな、死にはしねえよ。多分な」


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0ch BBS 2007-01-24