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【勝利者と】幻想のポイズン40【敗者たち】
[189]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/08/23(月) 21:57:52 ID:???
>経過時間→ 7
>プレイエリア→ センターライン付近左サイド
>ボールを持ったチーム→ JOKER =混戦!競り合いになるぞ!
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守矢フルーツズのパス回しは、決して上手かった訳ではない。
それ専用のフォーメーション、練習をしていた妬ましパルパルズに比べれば幾分かは落ちる精度のパスの応酬だったのだが……。
しかし、それでも紅魔スカーレットムーンズには中々奪えるものではなかった。
前線にいるレミリアは先ほどのブロックの為か既に体力が切れかけており、フランドールはパスカットが不得手。
そして、パスカットを得意としているパチュリーも……試合が終盤になるにつれ体調を悪くし。
本来の実力通りのプレイが出来ず、守矢のパスを素通しにしていたのだった。
ジョン「駄目です! 紅魔スカーレットムーンズ、中々ボールを奪えないィッ!!
手元の時計は既に40分を指そうかという時間!
1点を追う紅魔スカーレットムーンズ、何としても早くボールを奪いたい所ですが……」
三杉(くっ……僕に……僕に、力があれば……!!)
実況の声を聞きながら、焦燥をするのは紅魔スカーレットムーンズ左サイドハーフの三杉淳。
今大会、めきめきと頭角を現し、雑魚妖怪チームなどとの試合では活躍をしてきた三杉も……。
しかし、この試合――守矢フルーツズとの決勝戦の中では、まるで存在感を出せていなかった。
それも当然といえば当然で、三杉は元々外来人。
サッカーのレベルが文字通り天と地程の差がある外の世界から来た選手では、この幻想郷において。
ある程度、一定の活躍をするのはそう難しくはないものの……しかし、エースとして活躍する事は難しい。
むしろ、実質エース的扱いを受けている反町の方が異常に近いのだが……。
それでも、納得が出来る程三杉淳は大人ではなく、また、冷静な人間ではなかった。
よく理知的であり、時には悪い意味で"いい性格"をしているといわれる三杉も――。
ことサッカーに対してだけは、熱い心を持った選手だったのである。
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0ch BBS 2007-01-24