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【勝利者と】幻想のポイズン40【敗者たち】


[411]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/08/29(日) 19:59:03 ID:???
>B.「壁があるなら、それを超えるシュートを打つだけさ」 あえて勝気に返事をしてみる
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カルツ「ほう……中々言うのう」

反町のどこか勝気で豪気な言葉を聞いてカルツは楽しそうに笑みを浮かべつつ……。
一方で反町は自身の右足をパンと叩きながら更に言葉を吐く。

反町「俺は敵をかわしたり、吹き飛ばしたりなんて器用な真似は出来ない。
   それなら、精度だけなら自信があるこのシュートで……どんな壁だって越えてみせるだけだ」
カルツ「面白い奴じゃよ、お主は。 ……まあ、楽しみにさせてもらうわい。
    シュナイダーちゃんとお主、どっちがより優れたFWなのか……この目で確かめさせて貰うからの」
反町「シュナイダー……それが、そいつの名前か」
カルツ「そうじゃ。 柔と豪……テクニックとパワー、そしてスピードも兼ね備えた……。
    少なくとも、外の世界じゃまずトップレベルのFWじゃよ」

カルツの言葉に反町は思わずゴクリと唾を飲み込みつつも……。
それでも、あくまで自分はそのシュナイダーというFWも超えてみせると呟き。
その後、穣子やにとりがようやく挨拶を終えて帰ってきた所で、守矢フルーツズの控え室から退出。
4人は揃ってスタジアムを出て帰路へとつくのだが……。

反町(シュナイダーか……。 ……世界には、色々な選手がいるんだなぁ。
   あの西尾?……いや、カルツがあそこまで言う選手なんて……)

仕事師として、守矢フルーツズの優勝にそれなりに貢献をしたカルツがそこまで言うシュナイダーという選手。
柔と豪、テクニックとパワー、そしてスピードも兼ね備えたFW。
以前までの反町ならば、まず間違いなくそんな選手と戦う事を不運だと嘆いていたのだろうが……。

反町(楽しみだ……。 そんな凄い選手と戦えるなんて……そんな選手を超える機会を……与えられるなんて!)

今の反町には、ただ純粋な、そんな選手と戦える事への喜びで胸中は一杯であった。
西ドイツの皇帝カール=ハインツ=シュナイダーと、反町一樹。
彼らが顔を向き合わせ、対面をするのは……まだしばらく先の話となる。


0ch BBS 2007-01-24