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【勝利者と】幻想のポイズン40【敗者たち】


[695]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/06(月) 20:17:32 ID:???
三杉の話を聞き、しかし、当然ながら見上はすぐにその話を鵜呑みにする事は無く。
むしろ三杉の頭がおかしくなってしまったのではないかと考え……。
だが、来生ならともかく三杉がここまで真剣に言うのならば真実なのかもしれないと思いなおし……。
三杉の話が全て真実であるというのなら……それはそれでまた大問題であると考え。
見上は思わずうめき声を出しながら、キリキリと痛む胃を服の上から押さえる。

見上「……なんというむちゃくちゃな話だ」
三杉「信じられないのも無理は無いですけど……そこまでお疑いになるのなら、反町と佐野の部屋に行ってみては?
   彼らが本当にここに存在しないとわかれば、まだ現実味が出てくるでしょう」
紫「あら、そんな手間は必要ありませんわよ?」
見上「!?!?!??!?!!?!?!?!?!?」
三杉「……やれやれ、さっき別れたばかりだというのに」

見上が頭を抱える中、不意に部屋の中に響いたのは――まるで鈴の音のような美しい女性の声。
その声を聴いた瞬間、見上はその薄い色のサングラスの中の瞳を大きく見開き。
逆に三杉は肩を竦めながら、背後を見やるのだが……。

紫「こんばんは。 一応は幻想郷代表の者としてやってきました、妖怪の八雲紫と申します。
  お目にかかれて光栄ですわ、全日本Jrユース監督――見上辰夫さん」
見上「…………………………」
三杉(……完全に放心状態だ。 まあ、無理も無いけど……)

そこにいたのは、空間に作り出したスキマから上半身だけを出し――。
笑みを浮かべながら、にこやかに見上に向けて手を振る大妖怪――八雲紫。
その非現実的な光景に見上は思わず言葉をなくし、逆に三杉は先ほど別れたばかりだというのに……と内心毒づきつつ。
それでも、これで説明がよりやりやすくなったなとほんの少しだけ紫に感謝をする。


0ch BBS 2007-01-24