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【目指すは】黄金のジノ1【ファミコンジャンプ】
[102]黄金のジノ ◆k6jzzkzejA
:2010/08/21(土) 01:20:53 ID:???
B 君にも、いつも周りに誰かいたはずだ。タカコは、君を心から心配していた
ジノ「…君にも、いつも周りに誰かいてくれたはずだ。タカコは、君を心から心配していた。」
長沼「多可子が……?」
意外そうに顔を上げる長沼。
ジノ「君を止めて欲しい、と。僕、カマーチョ、リベリオに泣きながら彼女は言っていた。」
長沼「…………多可子は、優子の親友だ。俺の心配なんて…」
ジノ「…その親友すら、君を見ていた。君を庇っていたよ。」
長沼「嘘だ!」
強い口調で叫ぶ長沼に、ジノは諭すような調子で語りかける。
ジノ「…君は、ユーコが全て悪いと思っているのか……?」
長沼「うるさいっ!そこの手紙の内容を聞かせてやろうか?!
『彼氏と別れた。元に戻りたい。ずっと頑張っているのを見ていた。』
優子は、対戦相手に怪我をさせる俺を見て頑張っていた、と言っているんだぞ!」
ジノ「…………。」
長沼「俺は………!俺は………」
ジノ「美しい思い出に縛られて、周りが何も見えない。それが君だ。」
長沼「!」
ジノ「…触れてほしくなかった所に触れたようだな。すまない。」
長沼「………。」
ジノ「これだけは言うが…君がレヴィンシュートを撃つのを止めさせたのは、君が僕のチームメイトだからだ。
…これ以上は言わなくてもわかるな?僕も君の周りにいる人間なんだ。明日の練習、遅れるなよ?」
ジノは、そう言うとドアを閉めた。
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0ch BBS 2007-01-24