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【アリティア】ファイアーモリブレム19【最大の危機】
[198]モリブレム ◆lT1/XKcIlo
:2010/08/26(木) 18:07:40 ID:???
せめて一矢報いることか?……違う。
キャプテンとして敗戦の責を負うことか?……違う。
落ち込む仲間たちを励まし立ち直らせることか?……違う。
森崎「みんな!立て!顔を上げろ!まだ…まだ俺たちは負けていない!
勝ち目は……ある!!だからみんな……!最後まで俺と一緒に戦ってくれぇ〜〜!!」
森崎は声を大にして叫んだ。腹の底から、僅かに残った勇気と希望を搾り出すかのように。
今の自分に出来ること。それは仲間たちを導き、この試合に勝つことではないのか。
それ以外のことなどありえない。残り約10分で3点取り逆転する。それしかないではないか。
トムス「……無茶だ森崎。お前だって今の状況がどれだけ不利なのか分かるだろう?」
マリク「僕の魔法の反動でもう君の体力だって限界に近いじゃないか。
もう無理だよ…やっぱり僕たちじゃ本職のプレイヤーたちには勝てなかったんだよ…」
ミシェラン「言うだけなら誰だって出来らぁ!そんな気休め…もう必要ねぇんだよ!!」
だが、すでに諦めムードが漂うアカネイアのメンバーは森崎の言葉には耳を傾けてはくれなかった。
もう自分たちの負けは確定したも同然。例え運良く同点に追いついたとしても
その瞬間、自分たちの優勝の可能性は費えてしまうのだから。戦意が無くなってしまったのもある意味し方の無いことである。
森崎「…なに言ってんだ。俺がただの気休めでこんなことを言うとでも思ってるのか?」
だが、森崎は大胆不敵な笑みを取ると、自身ありげに言葉を続けた。
トムス「……なんだと?」
マリク「はぁ?ま、まさかまだ僕たちに勝機が残されているとでも思ってんの?」
ミシェラン「んなことあるわけねぇだろうが!なんでも願いを叶えてくれる魔道具とかでも無いかぎりよォ!」
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0ch BBS 2007-01-24