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【アリティア】ファイアーモリブレム19【最大の危機】
[536]モリブレム ◆lT1/XKcIlo
:2010/09/03(金) 21:44:37 ID:???
猛虎の機嫌→ ハート8
>ハート→日向は自分がすぐに点を取り返すと息巻いていた!
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日向「たかが1点返したくらいで、まるで勝ったような気分でいやがるな」
南米特有のノリで小躍りするレナートたちを見て、日向は鼻で笑う余裕を見せ付けていた。
若島津「す、すみません日向さん…」
日向「おい若島津。何か勘違いをしてないか?そこは謝るところじゃないだろう」
若島津「え…?」
自分の痛恨のミスを咎められず、ほっとして顔を上げた若島津だったが、日向の表情を見て驚愕する。
日向の目からはギラリと光る猛獣のような意思が感じ取れた。
それは若島津の失点などもうなんら気にもしておらず、どんな手ですぐに点を奪い返し
相手を絶望の淵に追い詰めてやるのかを考えているようだった。
日向「そこは…俺のこの後すぐのシュートが入るようなにか声をかける場面だろうが」
若島津「は…はい。日向さんのシュートなら間違いなく入ります…」
日向「ふっ、そうだ。それでいいんだ若島津」
満足そうにボールを抱え、センターサークルに置きに行く日向の姿を若島津は複雑な心境で見送っていた。
若島津「(俺の…俺の力は…助けはもう眼中に無いというのか…日向さん…!)」
このままでは自分も森崎と同様見切られ、彼の構想する全日本のメンバーから外されてしまうかもしれない。
そもそも今の若島津の体を形作っているのは、日向の経営している会社であるヒューガーの科学の結晶体だ。
彼に見捨てられること、すなわちそれは自分の死でもあるのだ。
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0ch BBS 2007-01-24