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【アリティア】ファイアーモリブレム19【最大の危機】


[663]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/06(月) 20:23:45 ID:???
会心のシュートのはずだった。だが、それでも若島津には通用しなかった。
メキシコシティにてゴールを預かり守りつづけている男の力はすでに世界クラスの物になっていたのだ。

新田「も、森崎さんには通用したのに……世界の壁は…高いな……くそォ…くそォ〜〜〜〜〜!!」

若島津「(止めた…んだな。……そうか。これで俺はやっと……)」

シュートを止められた悔しさとシュートを止めた嬉しさ。
二人の思考は全くの逆であったが、唯一同じことを考えていることがある。
それはこの瞬間、彼らの中では森崎よりも若島津の方が優れたキーパーであることが認識されたと言うことだ。

森崎「(くっ……!新田…若島津…あの二人も、もう俺より一歩も二歩も前に進んでるって言うのかよ…ちくしょう…!)」

そしてその後は再びヒューガーが丁寧にボールを回して時間を稼ぎ出す。
ドトールとアマラウも飛び出し、必死に食らいつきついにボールを奪取するがすでに時間は残されていなかった。

ピッピッピィーーーーーーーッ!!!

アンナ「ここで試合終了のホイッスル〜〜〜!!終わってみれば、3対1で
    ヒューガーの快勝というスコアとなりました。サンパウロメンバーも
    最後まで健闘しましたが力及ばず!」

レナート「ぐ…ぐぐぐ…くそぉ…俺はナショナルチームの最終選考会に残ったエリートだったはずなのに…」

悔しさに拳を震わせ、惨敗という現実を苦虫を噛み潰したような顔で受け止めるレナート。
そして、そんな彼の周りに集まる申し訳無さそうなチームメイトたち。

バビントン「ごめんキャプテン…僕たちがもっとしっかりしていればこんなことには…」

ドトール「お前の言う通り最後まで諦めなかったんだがな…現実は非情だな」

アマラウ「ぐわああああ〜〜〜!!悔しい悔しい悔しい〜〜〜っ!!」


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0ch BBS 2007-01-24