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【アリティア】ファイアーモリブレム19【最大の危機】


[761]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/09(木) 17:57:34 ID:???
アベル「ジェイガン隊長……」

ジェイガン「だが、いきなりそれだけの重圧に耐えられるものではないだろう。もしも辛いのならば、誰かを頼ってもよいのだ。
      いくら聖騎士といえども一人の人間。万能ではない。なぁそうだろう?森崎殿」

アベル「!?」

森崎「あ、ジェイガンさん。気づいてたんですか?」

ジェイガン「あれだけ何杯も飲み物を飲んでいれば嫌でも目に付くものだぞ?」

驚いたように振り向くアベル。そして厳しいながらもどこか暖かな雰囲気でジェイガンも森崎のほうを向く。

ジェイガン「…さて、私は少々用を思い出した。この話の続きは森崎殿にお願いするか。
      さすがにこれだけ口を動かすのは年老いた身には少々辛くてな」

そう言うとジェイガンは広間の出口の方に歩いていってしまった。
そして森崎とすれ違う瞬間、彼にだけ聞こえる大きさでこういい残す。

ジェイガン「アベルのことを頼みましたぞ。森崎殿」

スタスタスタ……

森崎「(…後を任されたってことでいいのかな?さて、どうしたものか)」

アベル「(誰かを頼る、か。森崎になら…頼ってもいいのか……?)」

その場に取り残されたアベルと森崎。急な展開でどちらも動くに動けないでいた。
だが、このまま黙っているわけにもいかない。森崎はアベルを励ますために用意しておいた提案をもちかけてみることにした。


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