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【その果てに】小田Jr.の野望21【待つもの】
[207]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:45:02 ID:rERHwcz+
その夜明けから僅かな時間の後、ジュニアはベッドから目を覚ます。一瞬だけ何かを
忘れてしまったような感覚に陥るが、それは眠っている時の夢と同じように儚く霧散していく。
小「おはよう紫乃」
紫乃「おはよう、お兄ちゃん」
洗面台で出会った紫乃の首筋をなんとなく眺めるジュニア。別に首袖から見えるほんの僅かな何かを見よう
というえっちな目的があるわけではないのだが、確かそこに赤い痣があったような気がする。
省5
[208]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:46:02 ID:rERHwcz+
ルリタニアからやってきたジュニアの許婚…いや、当人同士は既に新婚気分である、数歳年上の彼女を探す。
因みに現在中学校に通っており、お手伝いと称して同じ異国の女性マルローネが営んでいる雑貨屋
『マリーのアトリエ』でアルバイトをしている。
紫乃(もう、お兄ちゃんたら…私がいるのに)
なんとなく兄の気持ちを察することが出来る紫乃は可愛らしく嫉妬するのだが、まあまだまだ時間が
あるよね、っと顔を洗い、寝癖を女の子らしく丁寧に梳いて食卓に向かう。
省12
[209]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:47:03 ID:rERHwcz+
一瞬だけメイド姿の茶髪の女性を思い起こすのだが、ジュニアは何を変なことを思っているのだろう?
もしかして自分にはその気があるのだろうか?などと思いながら紫乃の脇に用意された椅子に座る。
???「おっはよ!パパもママも!親父も、紫乃ちゃんも!!!」
朝からハイテンションなのはドラミ。某ネコ型ロボットの妹の名前という冗談のような名前だが、
ルリタニアという異国出身の彼女である。外国ではそう珍しくない名前なのかもしれない。
省14
[210]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:48:06 ID:rERHwcz+
強「ドラミは今日も元気だな。それにしてもなんで俺が親父で、猛がパパなんだ?」
朝早い鮮魚の買い付けも終わり一息ついているのがこの家の大黒柱である小田強。家族のうちで
妻であるクラリス以外は知らない秘密として、下手な現役アスリート顔負けの運動センスと
ボールを操るのに必須ともいえる空間把握能力や絶対的な平衡感覚を持っている。
ドラミ「だって、親父は親父だよって、パパが言ってるもん!」
省30
[211]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:49:43 ID:rERHwcz+
〜〜〜〜
ドロッセルマイヤー「えりる。これでよかったのかい?」
普段あまり使わない優しげな言葉をかけるドロッセルマイヤー。
えりる「いいんです。私がご主人様の周りに居ついちゃったから特異点となっていろいろな
出来事が…本来ありうるはずのない出来事が起きちゃったんです。だから、これで…これで良かったんです」
元気にそう話すえりる。しかし、もし彼女に涙を流す機能があったとすればその表情はくちゃくちゃ
になっていたであろう。
省25
[212]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:50:43 ID:rERHwcz+
〜〜〜〜
ドラコ「まあ…これでよかったんだよな」
セリリ「そうですね。覚えておいてもらえないというのは悲しいですが」
ウィッチ「何を言っているの。元々私が助っ人に来るための条件でしょ?
今回の一件が終わったら元の世界に戻るって。アルルはともかく、ルルーの方が心配してるのよ」
セリリ「まあ!ルルーさんが?」
ルルーとはセリリの『お友達カード1号』という栄光ある番号の持ち主。そしてドラコとは
省14
[213]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:51:44 ID:rERHwcz+
ウィッチ「何言ってるの。お別れ会なんてしんみりするだけよ。ささ、いくわよ。もうこの世界は
私たちがいても何も出来ないんだから」
セリリ「……そうですね。」
後ろ髪惹かれる思いで世界の壁を渡り歩く3人。その距離は本一冊ニ冊のレベルではなく、どれだけ
遠くの世界から飛ばされたのかがわかる。
ドラコ(猛、格闘の技はまだ覚えているだろう?偶には修練をするんだぞ?ドラミ…達者に暮らせ)
セリリ(最後のお土産に置いた秘薬…きっと見つけてくださいね)
省3
[214]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:52:46 ID:rERHwcz+
〜〜〜
チャチャ「あー!ピー助帰ってきたーーー!!セラヴィ先生ありがとう!!リーヤも!!!」
ピー助を探しに出かけたリーヤ。彼は異世界でしいねちゃんのようで彼の知るしいねちゃんではない存在と
共にピー助を探していた。といってもしいねちゃんの方はそんな意識はなかったのだが。
そしてある日。しいねちゃんが見つけてきた卵のような変なアイテムを色々弄っていると、いきなり
それは割れ…それからずっと悪夢を見ていたようだが、いつの間にかセラヴィに助けられ
省8
[215]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:53:47 ID:rERHwcz+
チャチャ「もちろんよ。変なリーヤ?」
それでもボーイフレンド兼、飼い犬が戻ってきたのがよほど嬉しいのかセントフェアリーバードの
ピー助と一緒にぎゅっと抱きしめる。
セラヴィ(もう…こちらがどれだけ苦労したかも知らないで…いや、子供達には知らない方が
いいこともありますね。でしょう、黒髪のどろしーちゃん)
澄み渡る青空を眺めながらセラヴィは本来彼が知るはずのないもう一人の愛する人物に呼びかけるのだった。
省15
[216]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:54:58 ID:rERHwcz+
どろしー「しいねちゃん。大丈夫!?」
一方、献身的に介護する黒髪のどろしー。
ポピィ「あ、あのどろしーさん。代わりましょうか?」
どろしーにほのかな恋心を抱く超能力少年ポピィは焦燥するどろしーを見ていらず、そう提案する。
どろしー「ポピィ君はいいのよ。悪いのは全部私のせいだから。こんなことなら意地悪せずに
平八の異世界への間まで逃げずにつかまってあげればよかったのに」
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0ch BBS 2007-01-24