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1- レス

【その果てに】小田Jr.の野望21【待つもの】


[212]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:50:43 ID:rERHwcz+
〜〜〜〜

ドラコ「まあ…これでよかったんだよな」

セリリ「そうですね。覚えておいてもらえないというのは悲しいですが」

ウィッチ「何を言っているの。元々私が助っ人に来るための条件でしょ?
今回の一件が終わったら元の世界に戻るって。アルルはともかく、ルルーの方が心配してるのよ」

セリリ「まあ!ルルーさんが?」

ルルーとはセリリの『お友達カード1号』という栄光ある番号の持ち主。そしてドラコとは 省14

[213]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:51:44 ID:rERHwcz+
ウィッチ「何言ってるの。お別れ会なんてしんみりするだけよ。ささ、いくわよ。もうこの世界は
私たちがいても何も出来ないんだから」

セリリ「……そうですね。」

後ろ髪惹かれる思いで世界の壁を渡り歩く3人。その距離は本一冊ニ冊のレベルではなく、どれだけ
遠くの世界から飛ばされたのかがわかる。

ドラコ(猛、格闘の技はまだ覚えているだろう?偶には修練をするんだぞ?ドラミ…達者に暮らせ)

セリリ(最後のお土産に置いた秘薬…きっと見つけてくださいね)
省3

[214]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:52:46 ID:rERHwcz+
〜〜〜

チャチャ「あー!ピー助帰ってきたーーー!!セラヴィ先生ありがとう!!リーヤも!!!」

ピー助を探しに出かけたリーヤ。彼は異世界でしいねちゃんのようで彼の知るしいねちゃんではない存在と
共にピー助を探していた。といってもしいねちゃんの方はそんな意識はなかったのだが。

そしてある日。しいねちゃんが見つけてきた卵のような変なアイテムを色々弄っていると、いきなり
それは割れ…それからずっと悪夢を見ていたようだが、いつの間にかセラヴィに助けられ 省8

[215]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:53:47 ID:rERHwcz+
チャチャ「もちろんよ。変なリーヤ?」

それでもボーイフレンド兼、飼い犬が戻ってきたのがよほど嬉しいのかセントフェアリーバードの
ピー助と一緒にぎゅっと抱きしめる。

セラヴィ(もう…こちらがどれだけ苦労したかも知らないで…いや、子供達には知らない方が
いいこともありますね。でしょう、黒髪のどろしーちゃん)

澄み渡る青空を眺めながらセラヴィは本来彼が知るはずのないもう一人の愛する人物に呼びかけるのだった。
省15

[216]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:54:58 ID:rERHwcz+
どろしー「しいねちゃん。大丈夫!?」

一方、献身的に介護する黒髪のどろしー。

ポピィ「あ、あのどろしーさん。代わりましょうか?」

どろしーにほのかな恋心を抱く超能力少年ポピィは焦燥するどろしーを見ていらず、そう提案する。

どろしー「ポピィ君はいいのよ。悪いのは全部私のせいだから。こんなことなら意地悪せずに
平八の異世界への間まで逃げずにつかまってあげればよかったのに」
省20

[217]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:56:03 ID:rERHwcz+
どろしー「もう!あの世界にこっちのセラヴィが来てくれていたらあんな大蛇なんてちょちょいのチョイ
なのに!あっちのセラヴィは頼りないんだから!」

セラヴィ「どろしーちゃん、どうかしましたか?」

噂をすれば影。そこに現れるたのは件のセラヴィ。ジュニアの世界に来た彼の数倍の力を持ち、
そして十倍以上のヘンタイである。といっても子供には優しく、物腰の柔らかさから
ほとんどの人間は知らないことだが。
省18

[218]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:57:08 ID:rERHwcz+
〜〜〜

リズ「はあ。ボディーガードというのは難しいものです。ホロケウちゃん」

街道を南に突っ切り、獣人の集落へ向かうリズ。虫食いの戦いではいいところなし。気がつけば
元の世界のマレーネ・ウォルフの塔に戻っており、一からの再出発であった。

マレーネ「上位存在からの言伝じゃ。『猛の世界はみんなのお陰で守られた。ありがとう』」

だったら、直接猛からその話を聞きたいものだと思うリズ。用件が終わったら『はいさよなら』では
あまりにも寂しいではないかとも思う。 省17

[219]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:58:13 ID:rERHwcz+
〜〜〜

春菜姫「お母さん。私…どうしたらいいと思う?」

高天原。俗に言う天界に春菜姫と秋津姫はいた。

秋津姫「そうよな。もう春菜姫は我が一部とはいえぬ。これよりは自由じゃ。だが、
もうもとの世界に戻ったとしても顕現は出来まい。」

春菜姫「そっか。見えないままお父さんを見守ってもなぁ…」

既に正式な神となる下準備が着々と進められていた春菜姫。今回のタイミングは最悪だが 省17

[220]小田ジュニアの野望:2010/09/10(金) 23:59:13 ID:rERHwcz+
春菜姫「私とティルは融合できるんだよね」

なんとなく呟く春菜姫。

秋津姫「我はどちらでも構わぬ。好きにするといい」

娘を嫁に送り出す言葉としてはあまりにそっけない言葉なのだが、それは確実に春菜姫の背中を
押し出す一言だった。つまりは後の仔細は秋津姫が負ってくれるという事。

春菜姫「お母さん…ありがとう。後、もう少しだけ…もう少しだけ待っててね」

がばっと母親の和装にしがみつき、涙を流す春菜姫。自分のもつ力とティルという存在概念、 省11

[221]小田ジュニアの野望:2010/09/11(土) 00:00:42 ID:9rZYiNno
〜〜〜

そして、もう一度出会う奇跡。

小「……な、なんだ!?これ?蝶…じゃないよな?」

ジュニアの彼らしくもない趣味の一つである盆栽。家の窓際にいつからか置かれた名も知らない小さな樹。
彼にとっては別段楽しいものでもないのだが、なんとなくこの樹に水を与えると妙な旅愁の念に
囚われ、メランコリックな気分になるのが可笑しく、どうしてもそれをやめることが出来ない。

そしてある日、ようやく咲いた麗しい花から現れたのは小さな羽根のはえた少女だった。
省7


0ch BBS 2007-01-24