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【宿命ありき】ファイアーモリブレム20【森崎VS日向】


[608]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/21(火) 17:16:13 ID:???
バヌトゥくんたおれている→ クラブ10
>10〜5→一旦治療を受けにフィールドの外に出ることに
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シーダ「バヌトゥさん、大丈夫ですか?」

シュウシュウと煙を噴出しながら、バヌトゥはもとの小柄な老人の姿へと戻っていく。
シーダに手をつかまれて、ようやくゆっくりと起き上がった。

バヌトゥ「おお、すまんのうお嬢ちゃん。しかしおかしいのう。
     お主のほうがわしより派手に転んだようにも思えたが、傷一つ付いてないとは」

シーダ「ええ、鍛えてますから!……ではなくて、バヌトゥさんの足が
    クッションになってくれたみたいなんです。なんだかその…ごめんなさい」

バヌトゥ「ほっほっほ、いいんじゃよ。どの道もうわしは疲れて動けん。
     お嬢ちゃんに怪我が無くてよかったわい。これ以上王子の心配の種を増やすこともなかろうて」

シーダ「え…あ……」

言葉に詰まるシーダ。目の前のFを抜き去ることだけを考えて、まったく自分の体の負担を考えていなかったことにようやく気づく。

バヌトゥ「いいかいお嬢ちゃん。確かに今のお主は強い。それはこの軍の誰もが認めていることだろう。
     しかし…しかしじゃ。そなたを心配している者たちがいることを常に心がけよ。
     ここがフィールドではなく戦場であったら…下手をすれば命を落としていたのかもしれぬのだぞ?」

シーダ「! ……はい。心がけます……」

バヌトゥ「先ほどのお主は疾風の如き速さじゃった。じゃが、どうかその速さで
     生涯を駆け抜けるような愚かな真似だけはするでないぞ」

そう言い残すと、バヌトゥはイエローカードの警告を受けた後、これ以上のプレイは難しいことを日向に伝えた。


0ch BBS 2007-01-24