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【宿命ありき】ファイアーモリブレム20【森崎VS日向】


[668]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/21(火) 22:57:54 ID:???
>>667
きっとあの日はアベルにとっての厄日だったのでしょう…
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アベルの反応→ ダイヤQ
>ダイヤ・ハート→俺が活躍できないのは、コンビプレーが出来る相棒が…カインがいないからだと思ってさ…
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アベル「思い返してみたんだ。俺がサッカーで全く活躍できなくなった理由を」

アベルは語る。自分が聖騎士となったことで慢心を生み出してしまった。
そしてそれが原因でまともなプレイが出来なくなり、チームの足を引っ張ってしまったのだと。
だが本当に理由はそれだけなのだろうか?聖騎士に昇格する前は、安定したプレイヤーだったことをアベルは思い出したのだ。

アベル「聖騎士に昇格する前。俺は自身の足りない力を補うために、カインとのコンビプレーを磨いていた。
    シュートにタックル、ワンツーパス。…あのころは純粋にサッカーにのめりこんでいたよ。
    新しい技を編み出し、それを披露するだけで…なんだかこう、誇らしげになるって言うか…そんな気分になれた」

森崎「ああ。俺もわかるぜその気持ちは。こう、頭の上にピコーンって電球が灯る感じだろ?」

アベル「フッ……そうだ。独りでできないことならば、二人でそれを補えばいいだけのことだ。
    俺はそのことを思い出した。それで…こいつの墓に挨拶にきたって訳さ。
    おかしい話だよな。もうこいつは二度とボールを蹴ることも出来ないってのに……」

森崎「……アベル……」

さわさわと春の心地よい風が流れてくる。アベルの新緑の髪が風に揺れる。

アベル「…俺さ、いつまでもカインと一緒なつもりでいたんだ。
    あいつがペラティで死んだときも、何故かそれほど悲しくなくてな。
    アイツをすぐに蘇らして、また一緒に戦場に立とう。ボールを蹴ろうってさ。でも」

そこで息が詰まったかのようにアベルの言葉が途切れる。必死に何か溢れ出るものを押さえ込んでるかのようだった。
しばらくして、アベルはゆっくりと言葉を続ける。


0ch BBS 2007-01-24