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【宿命ありき】ファイアーモリブレム20【森崎VS日向】


[822]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/22(水) 23:07:20 ID:???
タリスの第一王女シーダ。王女といってもタリスは建国してまだ間もない若い国。
どちらかといえば一部族の娘と言った方が、正しい表現なのかもしれない。
タリス島を統一した勇者モスティンとマケドニア伝説の天馬騎士ティーエとの間に生まれ、
青空のように澄んだ藍の髪と瞳を持つ彼女は、自然豊かで澄んだ空気が自慢のタリス島ですくすくと育った。

アスリートとして大成するためには、もちろん本人の才能や努力の割合が大きいだろう。
だが、一流を名乗るためにはその他の要素も決して無視することは出来はしない。
お気づきの方もいるかもしれないが、彼女は戦士としてだけでなく、アスリートとしても非常に恵まれた環境で育っているのだ。
天才的な才能を持つ両親から引き継いだ高貴なDNA。なにより彼女の16年間を育んできたタリス島という、
アカネイア一人体に最も影響の良い水と空気の産地の出身という大きなアドバンテージ。
それは森崎たち地球規模で言うなれば、南米の秘境奥深く出身のまるでサッカーをするために生まれてきたような人種と似たものだろう。
それがシーダという少女の正体なのである。

三杉「なんだ…彼女の…あの動きは…!」

後に三杉は語る。確かにあのとき彼女の背には羽が生えていたように見えたと。

三杉「(僕が知っている限り、あのような動きが出来る人間は限られている。
   一人は2年前に世界Jrユースにて戦ったアルゼンチンのファン・ディアス。
   そして…翼君。彼もまだ荒削りな部分もあったが、いずれ『ファンタジスタ』と呼ばれる人間になれただろう)」

一瞬彼の脳裏に天然パーマの元気な少年が映ったが、すぐに霧散した。

三杉「(素晴らしい!彼女は原石なんていうレベルではない!磨けば磨くだけ光る…いや、既に眩い光を放つ
   蒼玉…スターサファイアだ!ああっ…信じられない。こんな土地で彼女のような存在に出会えたことに乾杯だ!)」

続け様に策を破られ、自慢の知略が裏目に出てしまったのにもたのにも関わらず、
三杉の瞳は彼女の一挙手一投足に釘付けとなり、完全にシーダという存在に魅せられてしまっていた。
もちろん淡い恋心などではなく、あくまでも一人のアスリートとしての魅了なのだが。


0ch BBS 2007-01-24