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【宿命ありき】ファイアーモリブレム20【森崎VS日向】


[944]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/09/24(金) 18:56:33 ID:???
>A「見たか日向!これこそ俺がこの土地で新たに手に入れた力…結束の力だ!」(日向に説教する)

森崎の心の中で、様々な感情が行き来する。罵倒、嘲笑、挑発。あるいは爽やかな対応。
どれを選んでもきっと胸がすくだろう。だが、彼が選んだのはこれだった。

森崎「(俺は猛烈に日向に『説教』したい!こう、頭の悪い子を躾るような感じでビシッとな!)」

日向との意志や思考の相違は既に明らかになっている。もう自分と日向が同じ道を平然と歩くのは無理なことだろう。
叩けるうちに徹底的に叩き、日向の自分を害そうとする考えを消してしまわねばならない。
森崎は自分がこのアカネイアにて手に入れた新たな力を、日向にこれでもかと誇示し始める。

森崎「おい日向。お前は思ったはずだ。俺のシュートが森崎ごときに止められるわけは無い、と」

日向「うっ…!」

森崎「確かに俺一人の力では、お前のシュートは止められなかっただろうな。
   それほどお前が全日本ユースの主将にかける思いは強いんだろう。
   だが、お前は俺にシュートを止められてしまった。何故だか分かるか?
   これこそが、お前が嫌い、馬鹿にしていた『チームワーク』の力なんだよ。
   皆の足りない経験を俺が、俺の足りない技術を皆が、それぞれ補って支えあう!
   お前は自分が最も忌み嫌う力に完全に敗北したんだ!」

日向「くっ……くそがぁ……!」

搾り出すように悔しさを表した声を上げる日向。だが、どんな力だろうと
自分の渾身のシュートが止められたことには違いない。反論する術も無く俯くしかない。
そんな日向に森崎はすこし声色を甘くして言葉を続ける。

森崎「俺も…最初のころはお前と一緒だったさ。馴れ合うことで、俺に弱さが生まれるんじゃないかって
   心から信頼していたのに、それを裏切られたときの苦しさが怖くて…俺もこの力に手を出すことを戸惑っていた。
   だけどな、そんな心配は杞憂なんだって気がついたんだ。お前もこのチームと戦って分かったろう?
   『チームワーク』は決して馴れ合うだけのことじゃないんだって。やりようによっては無敵の力を生み出せる代物だってな!」


0ch BBS 2007-01-24