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【井の中の虎】幻想のポイズン41【幻想を知らず】


[172]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/16(木) 23:55:07 ID:???
紫が現れた瞬間、橙は主人の主人が現れたとあって礼儀正しく朝の挨拶をし……。
一方で秋姉妹やリグル、にとりといった者達は「いやな奴が現れたなぁ」と言いたげな表情を浮かべ。
幽香はちらりと紫の方へ視線を向けるも、特に気にする素振りも見せずに無言を貫く。

反町「えっと……紫さんが来たって事は……そ、そろそろ練習試合の会場に向かうって事でいいんですか?」
紫「ええ、準備はいいかしら?」
反町「ええ、まあ、大丈夫です」

ようやく落ち着きを取り戻した反町は、紫が突如現れた理由を察しつつ……。
一同に確認を取った後、試合会場に向かう準備は出来ていると返答。
それを聞いて紫はにこりと笑みを浮かべながら首を縦に振り……しかし、その前に皆にしてもらう事がある……と。
新たなスキマをひらくと、その中から何やら赤みがかった茶色の服を数着取り出し部屋の中に並べ始める。

反町「えっと、これは……? あれ……?」
レティ「これは……ユニフォーム、かしら?」
紫「ええ、オータムスカイズのユニフォームですわ」

一体何なのだろうかと一同が恐る恐るその服を手に取ってみてみれば……。
その服の背中に当たる部分には大きく数字が刺繍をされており。
更に、胸の部分には紅葉のエンブレムとオータムスカイズという文字が刺繍をされている。
どこからどう見てもオータムスカイズのユニフォームであるそれを見て、反町は少しだけ興奮をしつつ……。
どうしてこんなものを用意したのかと、紫に問いかければ……。

紫「流石にその格好で試合をするというのは……色々と考え物でしょう?
  相手チームは全員が男の子なんだし……」
反町「……それもそうですねぇ」


0ch BBS 2007-01-24