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【井の中の虎】幻想のポイズン41【幻想を知らず】
[214]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/09/17(金) 23:55:49 ID:???
見上「彼らは大会の直前、緊急に召集し全日本に合流をしてくれた岬太郎と若林源三だ。
合宿以前話した事もあったから、名前くらいは覚えているだろう」
反町「あ……そういえば……」
日向「ちっ……!」
幽香(あら……残念。 向こうから仕掛けてくれればこちらも思う存分暴れる事が出来たのに……)
にとり(……なんだかあのおいちゃんが間に入ってくれて本当によかった気がする。 本当に……)
ここしかないというタイミングで見上が口を開いて二人の間に入り。
日向は周囲の者達に聞こえる程大きな舌打ちをし、反町はそれをまるで気にする事なく見上の言葉に納得をする。
そして、名前を紹介された二人は前に進み出て反町に対して改めて自己紹介をするのだが……。
反町(ん……?)
反町の前に歩み出た二人の内の一人――薄い茶髪の少年は誰にでも好かれるような人懐っこい笑みを浮かべていたものの。
しかし、それとは対照的にその横にいたアディダス帽を被った大柄な少年は、何故かあまり浮かない表情をしている。
岬「今日はよろしく。 僕は岬太郎。
父の仕事の都合で今はフランスに住んでいるけど、昔は翼君や森崎達と一緒のチームでプレイをしていたんだ」
反町「ん……あ、ああ、俺は反町一樹。 よろしく」
岬(話によるとかなりのヘタレって聞いてたけど……なんだか印象が全然違うな。
……それに、何だか酷く嫌な予感がしてきたぞ。 この反町もそうだけど、その後ろにいる選手達……。
確かに外見こそは絶世の美女、美少女ばっかりだけど……体から出ているオーラが普通とは違う)
一瞬反町はその大柄な少年が気になってしまうものの……しかし、岬ににこやかに挨拶をされ。
それに対しては今度は礼儀正しく返答し、握手を交わす。
一方で岬は目敏く、反町達の纏う雰囲気などを確認し、嫌な予感を覚え……。
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0ch BBS 2007-01-24