【井の中の虎】幻想のポイズン41【幻想を知らず】

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[448]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To ：2010/09/21(火) 20:53:14 ID:???
燃えるボランチ、藤原妹紅がこの零れ球を炎の翼を生やしながら全力でフォロー。
その現実的に考えてありえない光景を見て全日本のメンバーは呆然とするも……。
しかし、当の本人の妹紅はまるで気にかけた様子も無く、ブロックをした穣子にサムズアップをしながら。
一気にボールを前線にいるリグルに向けてフィードする。

反町「み、穣子……妹紅さん……」
穣子「反町、やるわよ！　この試合、ガンガン攻めて私達の実力をわからせてやんだから！」
妹紅「体も心も熱くなってきたね！！　さぁ、リグル、任せたよ！！」
リグル「うん！　よーし、まっかせろー！！」

反町は傷む体を起こしながら、決死のディフェンスを見せた二人に視線を向け……。
それに笑みを浮かべながら穣子と妹紅は応える。

反町（……俺はブロックは出来ない。　だから、日向と対等に戦うなんて不可能だ。
　　　日向のタイガーショットを食らえば、まず間違いなく吹っ飛ぶ。　でも……）
日向「…………」
反町（それは全然怖くないんだ！　穣子や妹紅さん……それに、俺には他にも頼りになるＤＦやＧＫがいる！！
　　　日向のタイガーショットなんて、今は全然……全然、怖くないんだ！！）

いまだ自身のシュートを零れ球にした穣子に驚きの視線を向ける日向。
反町はそれを眺めながらよろよろと立ち上がり……。
一方、ボールを受け取ったリグルは単身、果敢にもドリブルで中央突破を仕掛け始め。
これには、近い位置にいた来生が慌てて襲い掛かりボールを奪いに向かう。

リグル（幽香は鈍足だから速攻には向かない……ベストは橙に任せることだけど、今日は橙もいないし。
　　　　静葉と反町はまだ体勢を整えられてないから、ここは私が運ぶしかない！
　　　　いくぞ！　私は何でもこなせるエースだ！　オータムスカイズのエースの力、外の世界の皆にも見せてやるんだ！！）
来生（日向も大したことが無いよなー。　仕方ない、俺がしっかりフォローしてやろう！）

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0ch BBS 2007-01-24