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【井の中の虎】幻想のポイズン41【幻想を知らず】


[658]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/25(土) 01:25:11 ID:???
それも全日本の中での反町の評価を思えば、当然といえば、当然といえる反応だろう。
何せ、どれだけ強くなったと三杉から聞かされていても……。
全日本の大部分の選手の中で、反町の評価といえば、ただの「器用貧乏な第三FW」止まりだったのだ。
日向のような豪快な決定力もなければ、来生のようなドリブルのセンスもない。
立花兄弟のような大技も無ければ、新田のように将来性に期待が出来るという訳でもない。
あくまでも、そこそこそれなりになんでもこなす、便利な第三FW――それが反町一樹だったのである。

森崎(だが、あいつは変わった……変わっちまったんだなぁ……。
   巻物によると、シュートだけはべらぼうに上手い癖に守備力とかはてんでと来たもんだ。
   器用貧乏なんて言葉とは真逆の、完全なストライカータイプの選手に、反町は変貌したんだ……。
   ったく、何がどうしてどうやってこうなっちまったのやら)
新田「あ、あれが……そ、反町さんなのか!? あの反町さんが、あのシュートを打ったのか!?」
山森「や、やっぱりキャプテンの言ったとおりだったんだ!」
石崎「ぐ、ぐぬぅぅぅ……」

ただのボレーシュートとはいえ……否、だからこそ……。
そのボレーシュートから繰り出された弾道の、威力と精度と速度の凄まじさ。
それに全日本のフィールダー、そしてベンチにいる選手たちはただただ唖然とし。
唯一、森崎は反町に対してどこか達観したような視線を。
そして、三杉はどことなく自慢げな……それでいて、少しばかり不満そうな表情を浮かべる。

三杉(ようやく皆も反町、そしてオータムスカイズの凄まじさに……本格的に気づき始めた。
   ……しかし、反町。 ポイゾナスオーバーを使わなかったとは……。
   皆により危機感を煽る為、出来れば本気で来て欲しかったんだけどな……。
   まあ、普通のボレーでも十分と言えば十分な相手だったのは認めるけど……)
若林「………………」

因みに、若林はただただ呆然としていた。


0ch BBS 2007-01-24