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【井の中の虎】幻想のポイズン41【幻想を知らず】


[773]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/09/28(火) 00:18:23 ID:???
>A.このまま試合再開
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反町「いや……このままいこう! いいペースで来ている以上、変更の必要は無いんだ!」

唯一、交代すべき人物は既に二度の必殺シュートを放ったリグルだが……。
しかし、そのリグルにハットトリックを狙っていくようにと言った今。
リグルを交代してはリグルを折角やる気にさせた行為が無駄となってしまう。
そう考えた反町は特に交代はせず、試合を続投すると宣言し、一同と別れポジションに散ってゆく。

一方で全日本のメンバー達といえば……。

三杉「(やはり、止められなかったか……。
    ……まあ、今回は途中でドリブル突破を阻まれた僕も、何も言えた義理じゃないんだが)」

3失点目とあって、当然のように一同は落ち込みを見せ……。
三杉はそんな一同を一瞥しつつ、ため息をしてからオータムスカイズの一同を見る。
この試合、まだ時間は残っているとはいえ……この時点で3失点を喫し、既に敗退は濃厚。
三杉の単独突破も、シュートチャンスすら作る事が出来ずに敗れ去ってしまい……。
もはや逆転の目は潰え、三杉はこれ以上の自身での単独突破は無意味でしかないと判断をする。

三杉「(僕の体力もこれ以上は続かない……ならば、ここはもう一度全日本の通常の攻撃法を試す場面だ。
    そして、その弱点を皆に認識してもらう……とにかく、それしかない)」

練習試合とはいえ、当然ながら敗退するという事実は三杉にとっても避けたいものである。
しかし、それでもここは遺憾ながら敗北を認めなければならない状況なのだ。

三杉「(これは終わりじゃない、始まりだ……それを認識する為の、この練習試合なんだ)」

そう思わなければならない、思い込むしかないと三杉は考えながら……。
それでも歯を食いしばり、キックオフの定位置についた。
不夜城カップでも準優勝に終わった彼は……とかく、勝利に飢えていた。
しかし、勝利は許されない……否、実力的に、どうあっても出来ない状況にいたのだった。


0ch BBS 2007-01-24