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【井の中の虎】幻想のポイズン41【幻想を知らず】
[918]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/10/02(土) 00:15:55 ID:???
反町「よしっ……これで5点目だ!」
穣子「しっかし相変わらずとんでもない威力よねぇ……。
ま、とにかくこれで5点差。 前半終了みたいだけど、後半でもう5点とりゃ、10得点も出来るわね。
ナイッシュー、反町」
静葉「(本当にどうしてここまでシュートコントロールが上手いのかしら……?)」
得点を告げる笛、そしてそれと同時に吹かれた前半終了を告げる笛の音を聞き。
反町は小さくガッツポーズをとりつつ、オータムスカイズの面々とハイタッチをかわす。
これで反町も2点目……ハットトリックまで、あと1点。
おまけに前半終了直前にギリギリのところで点が取れたとあり、反町は笑みを浮かべるのだが……。
幽香「ふふふ……相手もすっかりいい表情ね」
反町「え? ……あ」
そんな折、不意に背後から幽香がそう呟き。
反町は幽香の言葉を受けて、自然と視線を全日本の面々の方へと向ける。
すると、そこにいたのは――先の反町のボレーシュートを見た時より、更に混乱と恐怖。
そして、ただただ自身の目を疑っているかのような――全日本Jrユースメンバーの表情。
ある者はぽかんと口を開き、ある者は呆然とゴールへと視線を向け、ある者はまだ地面に倒れ伏しつつ……。
前半終了の笛が鳴ったというのに、誰一人として退場をしようとはしない。
それほどまでに、反町のオータムドライブを見て――誰もが大きな衝撃を受けていたのである。
幽香「試合開始前の調子がすっかりなりを潜めて、誰しもがこちらに畏怖を覚える……。
いいわねぇ、サッカーをしていて一番気持ちのいい瞬間だわ」
にとり「(……最悪な性格だねぇ、本当に)」
反町「………………」
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0ch BBS 2007-01-24