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【井の中の虎】幻想のポイズン41【幻想を知らず】


[974]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/04(月) 20:10:07 ID:???
>B.「わかった、MFになる。 だが、俺はおまけに甘んじるつもりはねぇ!」 俺、主役になったら幻想の軽業師って二つ名を貰うんだ
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現実的な問題として……佐野がこれから驚異的なシュート力を身につけるというのは、不可能な話。
FWとして何よりも重要とされる得点力が圧倒的に不足をしていると魅魔に言われ。
佐野はそれをしっかりと自覚しながら、MFへコンバートする事を選択した。
考えてみれば……かつての練習試合の後、味方を生かす為のパスを鍛えると結論付けたあの時。
自身のすばしっこさを生かし、味方を生かすのが自分の道なのだと考えたあの時から――。
佐野は知らず知らず、MFにコンバートする事に対しても相応に覚悟が出来ていたのかもしれない。

佐野「(俺は……逆立ちしたって反町さんみたいにはなれないからなぁ……)」

何よりも精度に特化し、更にボールを強くインパクトする事を得意とする反町は――。
今ではすっかり幻想郷No.1のストライカー。
しかし、佐野はその小さな体が災いしてかパワーが不足し、幾ら精度などを鍛えても……。
反町並――反町以上のシュート力を身につける事は無理なのである。

佐野「無いもの強請りしても仕方ない……なら、俺は俺のやり方で活躍する。
   でもな、師匠。 俺はただの靈夢さんのおまけに甘んじるつもりはねぇぜ!
   この魔界Jrユースの看板選手――中盤の柱と呼ばれる選手になってやる!」
魅魔「……私の考えを理解してくれたようで、助かる。
   だけど佐野、今のお前がどれだけそんな大言を言おうと……それはただの負け犬の遠吠えにしか聞こえないよ」
佐野「ぐっ……」
魅魔「それほどまでに靈夢は強い。
   全盛期の力を取り戻し、丸くなっていた性格も昔のようなもんに戻ってきたあいつは……。
   全体的な能力だけならば、世界でもトップだ。
   その靈夢を抑えて活躍しようなんてのは、自分が主役になってやろうなんてのは……不可能に近い妄言だよ」


0ch BBS 2007-01-24