【監督はなくとも】城山正の挑戦１９【選手は育つ】

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[601]城山正 ◆2veE6wGXw2 ：2010/11/27(土) 01:59:27 ID:5b/j/SbI
>>600　……素直にありがとうございますって言った方がいいのかな？いいんだろうなー。言っておこうか。

知ってる人は来るのかな？→ スペードJ ＝糸井
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平日の午前から昼下がりにしては割合客足が多く、美津乃が店を休業させられないはずだと、
へとへとになりながら城山は理解した。
いつもなんとなく手伝っていたが、確かに威張るほどのことがあるなと今更ながら思う。
美津乃が手軽に栄養補給ができるから、それ食って休み無く働けと置いていったオロナミンＣとバナナで簡単に遅い昼食をとる。

城山「ふぃ～、オロナミンうめえなぁ。バナナもうめえ、てかバナナくらいしか食べる暇ねえ」

ほとんど噛むことなく飲むように１房食べきってしまう。
その後も客はひっきりなしに訪れ、店は繁盛し続け、レジに売上金が増えれば増えるほど城山の残りＨＰは減っていく。
画面がオレンジ色になり、そろそろ薬草なり通りすがりの僧侶にホイミでもかけてもらえないと、
復活の呪文を聞いたところまで戻りそうに鳴った頃。
また来店者が1名やってくる。

城山「らっさーい」

既に接客も怪しくなってきているが、客は怪訝な顔１つしないでレジへやってくる。

糸井「監督、お疲れ様」
城山「……おう。糸井か。お前もオレを過労死させに来たのか？」
糸井「ひでえ。カントクひでえ。客に向かってなんてコトを」
城山「客である前にお前はオレのチームの選手で、オレはお前のチームの監督だ。んでどうした？
スパイクならあっち、ソックスやウェアはそっち、ボールは向こうだ。釣りが出ないように調整して買っていけよ。
沢山買うとここの店長の覚えがめでたくなって、いいことあるかもしれないぞ」

商品説明をすることもなくちゃっちゃと指差すだけで済ましてしまう。

糸井「たくさん買って、覚えがめでたくなってもなー。それに荷物が増えても困るから……」

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