【監督はなくとも】城山正の挑戦１９【選手は育つ】

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[607]城山正＠出先：2010/11/27(土) 15:05:42 ID:2nseKIIw
>>604　マイ水筒とかお弁当って作るのと洗うのが面倒で。ほっとくとゴールドエクスペリエンスするし。

Ａ　体が丈夫になる健康食品「ぷろちん」　★スタミナかフィジカルが上がるかも
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店内をぐるっと見渡し、美津乃に怒られず、なおかつ監督としての体面を保てるものを探す。

城山（タオルだのリストバンドだのは美津乃ちゃんは怒んないだろうケド、糸井も喜ばないよなー。
を！アレがいいなアレが）

目に留まったのは高さ・直径共に20センチほどの缶だった。

城山「コイツはいいぞ。なんつったって島崎のお墨付きだ。使い方は簡単だ。摂取するだけ、手段は問わない」
糸井「ぷろちん？」

投げ渡された缶の商品名を口にし、成分やら効果やらの表書きに目を走らせる。

糸井「筋肉増量、肉体改造、滋養強壮……健康食品の仲間ですか？」
城山「まぁそんなもんだ。餞別なんか消え物が気楽でいいだろ。それやるから家帰って飲んでみろ。
不味くて文句は言うなよ。言ってもいいけど美津乃ちゃんの耳に入んないようにしろよ。
ニケでもらった健康食品が不味かったなんて聞かれてみろ。オレが不健康な目にあっちまう」

親指で首を掻っ切る仕草をしてみせる。

糸井（そんなリスクを負うくらいならタオルでもリストバンドでもなんでもいいのに）

などと思いながらせっかくの好意だし、不味かったら島崎に上げればいいやと、ぷろちんをしまう糸井。

糸井「それじゃ、今日はこれで帰ります」
城山「おう。また練習日にな」

去っていく糸井の背中を眺めながら、
南葛SCの背番号１１は県外退去の呪いでもかかってるんじゃないかと思う城山だった。

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