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【監督はなくとも】城山正の挑戦19【選手は育つ】


[686]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/12/14(火) 02:05:27 ID:8Z+t9/KU
今週の村さ来スポーツ→ スペードK=赤字覚悟の半額セール。(出たカードの数字×2+カードと勝負します)
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新平「……ダメだ、姉ちゃん」

偵察結果を話す前に新平の口から出た言葉はそれだった。

美津乃「…何ソレ。戦う前から敗北宣言?男の子でしょ?」
新平「村さ来の底力を見せられたんだよ。後で聞かなかったほうが良かったって言うなよ?」

そう言うと新平は自分が見てきた村さ来のなりふり構わない半額セールの詳細を語り始めた。
美津乃には、その報告はにわかに信じがたいものだった。
会社員の夏のボーナスを狙い撃ちする、ありえないランクのものの半額セール。

美津乃「嘘だ!嘘だ嘘だーっ!!」

土砂降りの痛みのなかを傘もささず走っていく美津乃。
程なくマーチのエンジン音が爆音を轟き、小さくなっていった。

新平「んじゃ、オレは今日はこれで。単位やばいんでコレから大学行きます
多分、姉ちゃん泣きながら帰ってくると思うんで後をよろしく」

伝家の宝刀、大学の単位をチラつかせ新平は店を出て行く。
この後の美津乃のやっかいさを知り尽くしている弟ならではの素早さである。

城山「あ、待て……。逃がした」

逃げ遅れた城山はレジ奥の椅子にどっかと座り、耳を澄まさなくても聞こえてくるであろうマーチの音を待った。


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0ch BBS 2007-01-24