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【監督はなくとも】城山正の挑戦19【選手は育つ】
[798]城山正 ◆2veE6wGXw2
:2010/12/28(火) 03:21:51 ID:NJ1Lx7fA
城山「またナンか買ってくるか?」
美津乃「んーん。今日は帰るよ」
立ち上がりかけた城山を美津乃が止める。
城山「……そっか。んじゃ家まで送るよ」
美津乃「ん。ありがと」
名残惜しいが時計を見ればいい時間になっている。脳裏をお泊りという言葉がよぎるが、事を急き過ぎだなと首を振った。
美津乃が立ち上がり腰のリボンを結びなおすのを待って家を出る。
何時の間に雨は降り止んでおり、空を見上げれば熱で膨張した空気を乗り越えて星空が瞬いていた。
傘を刺す必要がなくなったため、どちらからともなく手を伸ばし、指を絡める。
城山「…………」
美津乃「…………」
手を繋いだのはいいが、なんだか照れくさく、口をつぐんだまま下を向いて歩く。
美津乃のマンションまでの道のりは、さほど長くはないはずだったが、いつもの何倍もの時間が経ったように感じる。
ゆっくり流れていた町並みが動きを止めた。
城山「……着いたね」
美津乃「……うん」
見上げるマンションの月星家の窓から明かりが漏れている。家族は在宅らしい。
名残惜しげにゆるゆると指をほどき、美津乃が数歩エントランスへと歩を進める。
それを見送る城山。
美津乃「……シロちゃん!」
今歩いた距離を一っ飛びで戻った美津乃が城山の胸に身体を預ける。
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