※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【監督はなくとも】城山正の挑戦19【選手は育つ】
[806]城山正 ◆2veE6wGXw2
:2010/12/29(水) 01:55:58 ID:ML6CyND6
7月2週のお天気は?→ 快晴
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
梅雨明けが近い証拠に空は見事なほど晴れ渡っていた。
来週に迫った大会前最後の練習とあって、選手達の顔は引き締まっていた。
もちろん指揮官である城山の顔も引き締まって、いなかった。
城山「よぉし♪お前ら全員揃ってるなー♪」
普段から引き締まった、とか、厳しい等という言葉とは縁遠い監督だったが、ここまで酷いのは珍しい。
師匠「……監督、どうしたんだあれ?妙に浮かれてないか?」
村川「季節問わずおめでたい人だとは思ってたけど、ここまでじゃなかったよね?」
島崎「昨日何か悪いものでも食べたのかもしれん」
普段なら「話しかけられたとき以外は口を開くな!口でクソたれる前と後に“サー”と言え」と
迫力のないハートマン軍曹ごっこが始まるところだが、今日はそれもない。
訝しがり囁きあう6年生男子組に井沢と岡部が寄って来る。
井沢「多分、アレだと思いますよ」
岡部「あの月星さん、でしたっけ?あの人もニヤけてるから間違いないと思います」
そっと自分達の少し後ろに立っている美津乃を振り返る。
美津乃が来ること自体は珍しいことではないが、服装がとても運動するつもりとは思えない格好であり、
その顔も満面の笑みを浮かべている。
エロ「……何かあったんだな。何かあったんだ。何かあったんだ。監督は仲間だと思ったのに裏切られたっ!!」
飯塚「さすが女子はそういうコトには鋭いな」
岡部「まぁ、いっつも誰が誰を好きーとか、そんな話ばっか聞かされてますからねぇ」
島崎「うむ。なんであれ、今日はいつも以上に気をつけないといかんな」
師匠「そうだな。大会前に怪我なんかするわけにいかないもんな」
今までの指導の賜物か、自立した選手達は己の力で、指導者の不足を補うことを確認しあうのだった。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24