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【監督はなくとも】城山正の挑戦19【選手は育つ】


[832]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/12/31(金) 21:51:07 ID:mtecc0Jw
一方グラウンドのはずれでドリブル練習を課せられた山森、瀬名、井沢の女子三人。

井沢「ねぇねぇ、監督と美津乃さん、なんかあったのかな?私はあったと思う」
山森「う〜ん。どうなんだろう」
瀬名「むー。知らなーい」

ボールをリフティングしながら膨れている瀬名。

井沢「……どしたの、アレ」
山森「わかんない。突然機嫌悪くなっちゃったの」

肩をすくめながら山森が答える。その間もボールは地面に落ちずに二人の間を行き来している。
命じられたのは三角コーンを使ったドリブル練習だったが、人数の多いスピードアップ訓練に城山がついたのをいいことに
女子三人こぞって、無駄話に花を咲かせていたのである。
控えの井沢と瀬名はともかくレギュラーの山森まで参加してしまうほど、この手の話は女の子達の大好物なのだ。

井沢「もしかしてさ、瀬名ちゃん、監督のこと好きだったんじゃないの?そんで焼きもちやいてるとか」
山森「う〜ん。どうなんだろう。私そーゆー話、苦手だからよくわかんないや」
井沢「まーちゃんはお兄ちゃんしか眼中にないからねぇ」
山森「そんなことないよー」
井沢「でも一番カッコいいと思ってるでしょ?」
山森「そりゃそうだけど。えーこちゃんも自分のお兄ちゃんカッコいいと思うでしょ?」
井沢「外じゃどうだかしらないけど、家じゃ僻みとやっかみばっかりでさ。ろくなもんじゃないよ」

始終こんな調子では無論成果など上がるはずもなく、大会前最後の練習は不発に終わった。




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