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【監督はなくとも】城山正の挑戦19【選手は育つ】


[833]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/12/31(金) 21:52:29 ID:mtecc0Jw
そしてシュート練習を命じられた島崎と白鳥だったが、

島崎「どっせーいっ!!」
白鳥「あちょーっ!」

闇雲にボールを蹴っては見るものの、特に上手くなった実感はわかなかった。
点を取るポジションではないとはいえ、現在のチーム戦術・縦ポンサッカーにおいてキック力は重要なファクターであり、
ないがしろにできないことは二人とも重々承知していたのだが、上手くいかないものは上手くいかない。
無駄な力が入りまくった島崎によりグラウンドの芝はアイアンを使ったアプローチショットよろしく捲れ返り、
もう一方の白鳥は島崎のペースに合わせたことであっという間に体力を使い果たし、練習中盤以降はベロを出すハメになり、
効果は上がらなかった。


こうして大会前最後の練習は選手の半数を超える13人が成果を上げるという、見事な総仕上げとなった。
しかし選手達は城山の変貌に戸惑い、釈然としない気持ちでクールダウンの体操をしていた。

赤松「監督ってこんなんだったっけ?」
木下「うきー?」
大場「もっとなんか大人気なかった気がするケド」

まだ3ヶ月ほどの付き合いしか5年生もやはり、狐につままれた様な顔をしていた。

城山「うし。それじゃ今日の練習はこれまで。来週は大会だからな。怪我とかするなよ?」
SC『サーッ!』
城山「じゃあ解散!」
SC『サーッ!』

解散の号令をかけると自転車にまたがり、荷台に美津乃を乗せて河川敷から去って行く城山。
何をどう聞いていいのかわからなかた選手達をそれを遠巻きに眺めているしかなかった。


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