【監督はなくとも】城山正の挑戦１９【選手は育つ】

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[91]城山正 ◆2veE6wGXw2 ：2010/09/23(木) 01:28:51 ID:6VdSPkF+
美津乃「じゃじゃーん！」

セルフ効果音と共に今日も渡しそびれていたおみやのタオルを取り出すと手早くこぼれたコーヒーを拭き始める。
吸水性のいい生地を使っているのか一拭きごとにコーヒーは拭い去られあっという間に床は綺麗になった。

美津乃「ふふーん」
岡部「うわ。お姉さん、ごめんなさい。ありがとう」
美津乃「いいってことよ。あ、ハイ、このタオルはあげる」

まだらに茶色くなったタオルを岡部におしつける。

岡部「あ、はい」
担当教師「気をつけなさい。あなたはいつもそそっかしいんだから。そんなことじゃいつか大怪我しますよ」
岡部「はい。気をつけます。すみませんでした」

教師にも頭を下げると岡部はシュンとして職員室を出て行く。

担当教師「……今日はアクシデントもあったことだし、ここまでにしましょう。
学校指定のことは今度の職員会議にかけることにします」
美津乃「ありがとうございます。よろしくお願いします」

こちらも頭を下げると職員室を出て行く。ただしシュンとするどころか、薄い胸を張って意気揚々と。

美津乃「いぇい♪山吹小の陥落も間近だね」

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