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【監督はなくとも】城山正の挑戦19【選手は育つ】


[969]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2011/01/15(土) 00:27:22 ID:???
美津乃「……シロちゃん。ムリだって。そんなおっきいの」
城山「大丈夫だって」
美津乃「イヤイヤイヤ。ムリムリムリ。裂けちゃう。破けちゃうって」
城山「ちゃんと濡らしたから平気だって。……多分」
美津乃「ちょっ!?多分って!?ここにきて何その言い方!?」
城山「いや、オレも初めてだからさ。……本にはそう書いてあった」
美津乃「本って。実践したことないのっ!やっぱムリだって。破けちゃうって」
城山「ここまでやって、後には引けん!いくぞ!」
美津乃「あぁぁぁーーっっ!」

ぎゅっと瞑られる美津乃の目。その上から顔を手で覆う。
わずかに開かれた指の隙間からそっと目を開いてみる。
美津乃の目に見えたのは、無残にも破けた ポ イ だった。
プラスチックの枠の向こうに無数の近所が泳いでいた。

城山「……やっぱムリだった。あのでかい金魚欲しかったんだけどなー」
美津乃「……もう1回やってみる?」
城山「よく考えたらうちに金魚鉢ないし。あっちでヨーヨー釣りにチャレンジする」
美津乃「たこ焼き食べたい〜」
城山「ハイハイ。お好みとかかき氷はいいの?」
美津乃「もちろんそれも食べる〜」

肉球柄の浴衣を着た美津乃が満面の笑みで答えた。
髪をあげているので白いのうなじがよく見える。
これの観賞料なら安いもんだと財布の残金も考えずに城山は安請け合いするのだった。

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南葛市夏祭りのひとコマより。


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0ch BBS 2007-01-24