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【地獄戦士松山】ライ滝第十一話【猛毒戦士反町】


[488]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/10/24(日) 22:23:24 ID:???

 当然サッカー用ではないグラウンドは荒れ、ボールを何度もぶつけられたゴール代わりの金網フェンスは凹んだが、
彼のあまりにも堂々とした振る舞い、見ただけで分かる強靭な肉体、どう見ても優しさとは無縁の風貌、
そして轟音を上げるネオタイガーショットを見た者は皆見て見ぬフリをし、彼に文句など言おうとしなかった。

赤嶺「ちょっとあんた!」

日向「あん?」

 だが今日現れた赤嶺真紀と言う少女は気も強く、正義感も尚強い性格だった。
 しかも彼女はサッカーが嫌いなソフトボール少女だった。

赤嶺「ここはサッカーじゃなくて野球のグラウンドよ。全くもう、大事なグラウンドこんなに荒らしちゃって」

日向「フン、何か文句あるのか?」

赤嶺「へ〜、そういう態度取る訳?だったらこうしてやるわ!」

日向「わっ、俺の大好物のコーラを!」

赤嶺「フフン、あんたも一応スポーツ選手なら炭酸飲料は体に良くないわよ。 飲むんだったら水かスポーツドリンクにしなさい」

日向「てめえ……」

赤嶺「はい、グラウンド荒らした罰よ。ちょっとキャッチボール手伝ってね」

 日向の注意を引き、有無を言わさず彼のコーラを捨て、更に野球用グラブを放り投げて押し付ける。
 彼女を知る者なら間違いなく「ああ、流石男勝りの真紀だ」とその光景に苦笑したであろう。


0ch BBS 2007-01-24