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【地獄戦士松山】ライ滝第十一話【猛毒戦士反町】


[490]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/10/24(日) 22:25:41 ID:???

赤嶺「へー、即席キャッチャーの割には上手いキャッチングじゃない」

日向「当たり前だ。俺を誰だと思ってやがる」

赤嶺「知らないわよそんなの。しゃべり方からして地元の人じゃないのはわかるけどね。さァ、もう一球行くわよ。
   これは取れるかしら? 私の決め球、ライザーボールよ!!」

日向(あん? 腕を腰にぶつけた……?)

 今までとは微妙に違うフォームに日向は僅かに首をかしげる。
 直後、日向は見た。自身に向かって飛んでくるボールが浮かび上がるのを。

日向「浮いた!!」

 咄嗟の事態に反応の遅れる日向。
 それでも日向は驚異的な反応速度でボールをグラブの中に収める。

赤嶺「嘘っ、止められた!?」

 自信を持って投げた決め球を初見で取られ、流石に驚きを隠せない真紀。
 一方、日向はそんな真紀の驚きなどどこ吹く風といった様子で茫然と立ちあがった。

日向「(今の投げ方……見えたぞ、あの気障野郎をぶっ潰す新シュートのヒントがな!)
   ククク……ハーッハッハッハッハァ!! おいお前! 今の球を投げる時腰に自分の腕をぶつけてたよなぁ!」

 偶然見えた新シュートのヒントに上機嫌となった日向は真紀に掴みかかるようにしてそう尋ねる。

赤嶺「う……うん。こうすると腕の回転速度は落ちるけどテコの原理でボールを持つ手首には新しく付加された円運動が付加されて、
   より勢いのあるバッターの手前で伸びあがるボールが投げられるのよ」

 突然の事に驚きつつも、真紀は妙に説明的な口調でそう答えた。


0ch BBS 2007-01-24