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【地獄戦士松山】ライ滝第十一話【猛毒戦士反町】


[726]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2010/11/10(水) 19:27:29 ID:???

片桐「確かに想定外に伸びているものもいますが、このまま無策でいてもワールドユースまで彼らが成長を続ける保証はありません。
   このままではたとえ翼と森崎がいたとしてもワールドユースでも結果を残せるとは限らない。
   今回のインターハイの結果で協会の役員にもそれを理解した者がそこそこいたようです。そこで……」

 懐から煙草を取り出す片桐。

片桐「もっと手強い相手と戦わせたい、という意向で以前日向の言いだした例の案、多少の変更点はありましたが通りそうですよ。
   明日正式な発表をするそうです」

見上「ほう! あの馬鹿げた案件がですか」

 意外そうに見上が目を丸くする。

片桐「それだけ協会に今の世代へ期待を寄せている者が多いんでしょう。
   サッカー後進国日本の常識を覆してJrユースで優勝。日本のサッカーを押し上げられるのは彼らしかいない、と」

見上「確かに。この世代である程度の成果を出せなければ日本がサッカー後進国の名をひっくり返すのは難しいでしょうな。
   ……それで、本題はなんです? まさか日向の案件が通ったという話をするためだけに私を呼び出したわけではないでしょう?」

 見上の言葉に、片桐は一旦煙草を大きく吸い、大きく吐きだしてから静かに語り始めた。

片桐「……ワールドユースの件で、どうも協会の上の方がよからぬ計画を企てているようです」



 そんな事のあった翌朝。
 目を覚ました滝は珍しく新聞に目を通し、そして目を丸くした。

滝「な、なんじゃこりゃああああああっ!?」


0ch BBS 2007-01-24