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【悩める】ファイアーモリブレム21【若者達】


[699]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/10/23(土) 16:14:03 ID:???
ララベル「私には見えるわ。これから先の戦いは…少しでも気を抜けば命を失いかねない辛いものになると。
     どれだけ優れた力を持っていても、一気に攻め立てられれば崩されてしまう。
     それだけ相手も力を入れた布陣を組んでくるはず。なにしろ相手は
     あのグルニアカミュ将軍率いるの黒騎士団とマケドニアのミシェイル王子率いる竜騎士団なのだから。
     だからどれだけ安全を心がけても『不慮の事故』というものはいずれ訪れる。
     それを防ぐ一因になればと思ってね。アンナちゃんから密かに一つだけ買い取っておいたのよ」

森崎「……ララベルさん、ありがとうございます!」

これがあれば、最悪の事態を一度だけだが防ぐことが出来る。
森崎はオームの欠片を握り締めると、ララベルに強くお礼を言った。

ララベル「それと。一つだけ忠告しておくわ」

森崎「なんですか?」

ララベル「これから先、数多の強敵があなたの前に立ちふさがってくることでしょう。
     でも、その中には避けられる戦いもある。どうしても敵わない。負けてしまう。
     そんなことを少しでも考えてしまうようなら、悪いことは言わないわ。全力で逃げなさい。
     時には逃げることの方が勇気が必要なことがあるわ。今は敵わずとも…悔しくとも…生きていればいずれリベンジの機会は訪れる。
     ……あなたの判断ひとつで仲間たちの運命は大きく変わるの。仲間を…友達を大事にね。頑張りなさい、森崎君」

最後のほうは占いの結果を話すというよりも、何か必死に訴えかけてくるような
そんな切実な表情で、ララベルは森崎に伝えた。

森崎「分かりました。覚えておきます。俺だって出来れば仲間を誰も失いたくないですしね」

森崎はララベルの言葉を胸に刻み込み、決意を新たにアリティア王宮へと戻っていったのだった。
そして他のメンバーも、長い遠征に備えてそれぞれ行動していた…


0ch BBS 2007-01-24