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【悩める】ファイアーモリブレム21【若者達】
[708]モリブレム ◆lT1/XKcIlo
:2010/10/23(土) 17:10:04 ID:???
〜サッカーイベント〜
まだアリティアカップの名残が残っているアリティア特設スタジアム。
その片隅にて、ナバール、マリア、ボアという珍しい組み合わせの三人はボールを蹴っていた。
出撃前になにを、と人は言うかもしれない。だが今この瞬間ボールを蹴っていることこそが
彼らにとっては集中力を高める最大級の方法なのである。
ナバール「(……不思議だ)」
ナバールは戸惑っていた。今まで剣を握り締めていたときだけに訪れていた心の安らぎ。
それが、こうしてサッカーボールに触れているときも感じることが出来るということに。
ナバールは風を切るように素早いターンを繰り返して、ボールと一体になっていた。
そしてそんな様子を、マリアとボアはゆっくりとパス交換しながら眺めていた。
ボア「ほっほっほ。それにしてもマリア姫様は本当にサッカーが好きなのですなァ」
マリア「うん。私、サッカー好きよ。いまはまだ裏でみんなを支えることしか出来ないけど…
いずれは私も姉さまみたいに、このひろーいピッチを駆け回ってみたいの」
だが、マリアには絶対的な身体能力が足りていなかった。
目の前で華麗にドリブルを繰り広げるナバールが、自分とは別次元の動きに思えて仕方がない。
マリア「私だって…ミシェイル兄さまやミネルバ姉さまと同じ、竜騎士アイオテの血が流れてるはずだわ」
かつてこのアカネイア大陸をマムクートの脅威から守った英雄の一人。
マケドニアの建国者。空の英雄アイオテ。彼はあの英雄アンリと並び高く評価される偉人の一人である。
そんな彼の子孫である自分が、ただのシスターのままであってはずがない。
マリアもまた、自分の王家の血筋に誇りを持った立派な王族の一人であるのだ。
ボア「なるほど。姫様のお気持ちは分かりました。ですが、人にはそれぞれ役割というものがあります。
姫様は強力な癒しの力をその身に宿しているとか。ならばその力を使わなくてどうするのですか。
ピッチを走り回るのはナバール殿などに任せ、マリア姫は別の形でチームに貢献してみてはいかがかな?」
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0ch BBS 2007-01-24