【Somewhere】黄金のジノ3【Over the Rainbow】

※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

[836]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI ：2010/11/08(月) 22:38:38 ID:???
Ｄ実家に顔を出す

ジノ「…久々に実家に顔を出すか。考えてみたら、インテルユースを卒業して以来、一度も実家に帰ってないや。」

ミラノの郊外にある、住宅地。そこがジノの実家である。
ジノ「(懐かしいなぁ。よく、この道を通っていたっけ。)」
並木道を抜け、下町を通る。１２の時から寮暮らしのジノにとって、小学生の時の思い出は、宝物だ。
ジノ「(インテルの寮も、賑やかだったなぁ。シンゴや、マッテオ達がいつも騒動してて。)」
ミラノ出身のジノは、別に寮に入る必要は無かったが、遠征があった為、実家の負担になるのが嫌で、寮暮らしを選択していた。
プリマヴェーラとはいえ、遠征はある。その間の用意をするのは、共働きの両親にとって負担になるのだ。
プリマヴェーラ、高校を卒業するまでの勉強の両立はきつかったが、両親を安心させるべく、なるだけ頑張った。
いくら期待されていても、プロになれないなら同じ事。ならば、学がないといけない。
子供なりに考え、出した結論である。
自惚れた揚句、何も残らずに終わった期待の選手も多い。
身近に、その現実を見て来ていただけに、シビアにならざるを得なかったのかも知れない。
ジノが、子供に戻れる時間。
それは、小学生時代に過ごした思い出だけなのだ。
ジノ「(……………。サンターナを笑えないな。皆、大なり小なり同じなんだろうが。)」
そうこう考えているうちに、実家に着いた。
………いつしか飼われた犬が、不審者(ジノ)に対し吠えている………。
ジノ「(…不審者扱いか…この犬め。)」
玄関に立つジノ。ジノを迎えたのは………

前次写

0ch BBS 2007-01-24