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【幻想の】幻想のポイズン42【ポイズン】


[116]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/08(金) 23:54:24 ID:???
★6失点キーパー→ スペードJ =若林「こ、殺される……!」 あまりの威力にトラウマを覚えていた!!★
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ガタガタガタガタ……

若林「こ、殺される……! も、もう駄目だ……おしまいだぁっ……!!」
翼「わ、若林君……」

天才GKと謳われた若林も、点を失った事なら幾らでもある。
ゴールを奪われないキーパーなどこの世には存在をしないのだから、それも当然といえば当然。
しかし、この時――若林は生まれて初めて、心の底から震え上がったのである。
真の恐怖と決定的な挫折に、恐ろしさと絶望に涙すら流した。
これも初めてのことだった。

若林「(こ、怖い……ボールが……! シュ、シュートが怖い……!!
    もういやだっ……! これ以上フィールドに立っていたくない……!!
    もう、もう……あのシュートを受けるのだけは嫌だっ……!!!)」

プライドの高さと意地ならば、翼や森崎、日向とも肩を並べるものを持っている若林。
しかし、今の彼の胸中にあるのは――ただ、これ以上シュートを受けたくない。
これ以上、反町のシュートを浴びせられるのは御免だという恐怖心のみであった。
涙と鼻水で顔面を濡らしながら、若林はガタガタ震えながらついに体を丸めて手で頭を抱える。

若林「こ、これ以上戦うのは嫌だぁああああああああっ!!!
   な、何も出来ず、吹き飛ばされるのも……それでまた失点をするのも嫌だぁあああああっ!!!」
松山「わ、若林……」
岬「(駄目だ……若林君はもう完全に心を粉砕されてしまった……これ以上は使い物にもなりそうにないね)」

無様にも闘争心を失い、理性すらも吹き飛ばされてしまった若林は情けなくも泣き言を叫びながらより一層丸くなり……。
それを見て周囲の者達は呆れると同時、同情の心を持ち……。
松山と岬は声をかけながら、若林を何とか立たせフィールドの外へと運ぼうとするのだった……。


0ch BBS 2007-01-24