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【幻想の】幻想のポイズン42【ポイズン】


[581]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/19(火) 23:53:42 ID:???
その静寂を破ったのは、どこか楽しげに笑みを浮かべながら……。
あっさり過ぎるくらいに周囲の者達の敵に回ると言い放つ、風見幽香であった。
突如出てきた魔界というワードに反町が目を白黒させる中。
割と幽香と付き合いの長いレティは幽香の言葉の意味を察知し……。
一方で他のオータムスカイズメンバーは混乱しつつ、ざわめきはじめる。

リグル「ま、魔界って何? な、なんでそんなトコにいくのさ幽香!?」
メディスン「敵に回るって……どういう事なの?」
幽香「どういう事もこういう事も無いの……私も、他のチームの一員として、大会に出場するという事よ」

幽香と仲の良いリグルとメディスンが幽香を問い詰める中、幽香は比較的優しげに二人に声をかけつつ……。
ごそごそと肩から提げていたバッグの中から一着のユニフォームを出し、それを一同に見えるように翳した。
今日の試合で使った、オータムスカイズのユニフォームとは違うそのユニフォーム。
背番号は11――背に書かれた刺繍の文字は、「YUKA」の四文字。
色はかつて反町がいた東邦学園を彷彿とさせるような、漆黒に染まっている。

反町「それは……」
幽香「魔界Jrユース……私が今度、代表として選出をされた……魔界の選手たちを集めたチームよ。
   ……悪いけれど、キャプテン。 私は橙のように生易しいような言葉は言えないわ」
反町「えっ……?」

うろたえたように反町が問いかけると、幽香はさらりと少しだけ魔界という場所の説明をし。
しかし、やがてその瞳に圧倒的な威圧感と闘志を燃やしながら反町へ向けて視線を向ける。
その強烈な目力に、思わず反町は怯みそうになるも何とか堪え……。

幽香「私は誰であろうと、私の敵になる者は徹底的に潰すつもりよ。
   キャプテンであろうが、私の前に敵として立ちふさがるなら……」


0ch BBS 2007-01-24