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【幻想の】幻想のポイズン42【ポイズン】


[640]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/10/24(日) 00:22:47 ID:???
〜魔法の森 魔理沙の家付近〜

ドガァアアッ!! ドッゴァアアアアアアッ!!!

魔理沙「はぁっ……はぁっ……」

反町が悶々として夜を過ごしていた頃……一方で魔法の森の奥深くでは。
いつもの白黒の魔女服を着た幻想郷のパワーシューター――霧雨魔理沙が、一人、練習を行っていた。
彼女が打つのは、やはり先ごろかつての友が残していった、黒いボール。
かつての師匠が魔理沙へと送った、通常の3倍――以上の重さを持った、特別性のボールであった。

そのボールを託され――そして、あの守矢フルーツズに敗戦をしたあの日から。
魔理沙はいつも決まった時間になると、こうしてブラックボールを使いシュートの練習を繰り返すようになった。
最近までは魔法の実験に忙しく、ロクに練習も試合もこなしていなかった体は……。
そのハードにも思える練習に当初は悲鳴を上げていたが、しかし、それもやがて収まった。というより、押さえ込んだ。

魔理沙「私は誰の下にもつかん……絶対に……!」

低く唸るような声を出しながら、魔理沙はただただブラックボールを蹴り続ける。
辺りにある木々がボールが当たるたびに悲鳴を上げ、わさわさと葉を揺らしても……。
魔理沙はそれらを全て無視し、何かに取り付かれたようにボールを蹴る。

魔理沙「(早苗にももう負けん……霊夢が編み出せないような新技を今度こそ編み出す……。
     そして……あの優男……反町を越える得点力をつける……!)」

全幻想郷に選出をされた、自分を負かした者、自分の新技をあっさりと模倣した者。
そして、自分を超えるストライカー……それぞれへの対抗心を燃やし。
霧雨魔理沙はこの日も遅くまで、シュート練習を繰り返し続けたのだが……。
しかし、最後まで必殺技を開発する事は出来ず。
合宿前に他の選手たちに大きなアドバンテージをつける事は、終ぞ出来ないのだった。


0ch BBS 2007-01-24